売上高2兆円近くの「日本電産」を一代で築き上げたカリスマ経営者の永守会長。
2021年6月に日産自動車出身でEV関連事業への注力を期待された関社長にCEO職を引き継いだものの、1年も経たない今年4月に「今の業績に満足していない」と自身がCEOに復帰。
創業者の求めるものは非常に高く、後継者への要求はかなり厳しいようですが、先日の定時株主総会後には、「逃げない限りはCEOの後継者として育てる!」とコメントし、継続した期待表明もしていらっしゃいます。
日本電産にとって、最重要課題の一つである「カリスマの後継者育成」はwebでも様々な意見が飛び交い、注目を集めています。
・ユニクロ柳井さんもご子息に継ぐ雰囲気。永守さんには優秀なご子息が二人もいるのだから、世襲すれば良いのに!
・孫さんも後継者探しに苦労している様子。カリスマの後は大変すぎる。。
・トヨタだって、創業家に戻って大成功しているよね!
・イオンやジャパネットたかたも2代目がすごいよね
などなど、「世襲を求めた方が良いのでは?」の声が多く上がっているように感じますが、日本では「世襲=ネガティブ」なイメージが強いのかと思っていましたので、意外な反応でした。
ちなみに、独:フォルクスワーゲン社、仏:ミシュランなどは同族経営であり、従業員への福利厚生などを手厚くし、働きやすさを向上させ、子孫に事業を残すための長期的視点の経営を実践しているのだそうです。
それにしても、孫さん、柳井さん、そして永守さんなどのカリスマ経営者の後継者育成には注目が集まりますね。