相手の為に良かれとした行為が、相手にとってはかえって迷惑だったなんて経験をしたことありませんか。
「明け方の日本代表戦凄かったね。特にあの最後の逆転ゴール。これで予選突破だね。」
この何気ないスポーツの話も、相手次第で状況は変わってきます。
例えば、帰宅してからゆっくり観ようと思い録画していた友達へ言った場合。
言った本人は、サッカー好きの友達との会話を盛り上げようと話題に出しました。
しかし、言われた友達は楽しみにしていた試合結果を思わず聞いてしまった。
(例ですので、帰宅までにどこかで情報は入ってしまうなどは考慮しません)
もし、相手も試合を観ていれば、同じ話題で盛り上がっていたでしょう。
また、「明け方の代表戦みた?」と先に聞いていれば、良かったのかもしれません。
別の例では、夕食後にゲームをしている子供に向かって、
「宿題やったの?ゲームばっかりやってないで勉強しなさい。」と、将来のことを心配するあまりでた一言から。
本当に宿題をやっていなければ、渋々勉強を始めるかもしれません。
しかし、帰宅後にしっかりと予習・復習、宿題を終わらせていたらどうでしょうか。
「終わってるよ~」の一言で終わることもあるかもしれませんが、
勉強している姿を見てもいないのに、なんで言ってくるんだろう?と怒りや不信感を抱くこともあるでしょう。
もしかしたら、「今日の宿題ってなんだったの?」とか、
「こないだは××の勉強してたけど、今はどこまで進んだの?」とか、
言い方を変えることも必要かもしれません。
このようなことから、状況によっては言葉や行動を変えることが必要な場合があります。
自分の思っていることだけでは、考えの押し売りになってしまい、自己満足で終わってしまう可能性があります。
相手が、
何を求めているのか。
どんな状況なのか。
をしっかりと見極めることが重要です。
仕事も同じで、チームで働くには必要なことだと思います。
体験型研修では、自分の行動を振り返り、気づきを得ることができます。
メンバーの状況によって、自分がどんな行動をする必要があるのかを体験から学ぶチャンスがあります。
リーダーとしての気づきに繋がるかもしれません。