第73回 この人に聞く!~人・組織が羽ばたく時~
2022/05/22
株式会社ObotAI 代表取締役社長 北見 好拡様(其の1)
今回の対談は、株式会社ObotAI代表取締役社長 北見 好拡様にご協力頂きました。
株式会社ObotAI様は、多言語DXを展開されている会社で、多言語AIチャットボットやWeb会議自動翻訳ツール、VRを活用した多言語AIチャットボットでの集客支援を提供されている企業様でございます。
今回は会社紹介と共に創業ストーリーをお届けいたします。
金山:最初に会社についてお尋ねしたいのですが、株式会社ObotAIはどのような会社になるのでしょうか。
多言語DXを展開する会社
株式会社ObotAIは、最先端のAIチャットボット・Web会議の自動翻訳等のサービス提供している会社です。
言語コミュニケーションDXとデータ分析サービスを提供することにより、人材の多様化や持続的な企業の成長を後押しし、スムーズに異なる国籍の人どおしのコミュニケーションを実現しております。
特に最近リリースしたObotAI VRは、VR空間での新たなコミュニケーション体験を多言語で提供しております。
金山:めちゃくちゃ面白い取り組みですね。
いつ頃からこの事業をスタートされたんでしょうか。
何かきっかけがあったのでしょうか。
きっかけはリゾートビジネスからの撤退
今の事業は2016年頃からスタートしているんですが、私それ以前は海外でホテル・ゴルフ場等のリゾート施設の経営をしていたんです。
1990年に父親の事業を継ぐためにサイパンに渡って、ホテルの立ち上げから運営まで25年間リゾート経営をしてきました。
2015年に色々あってリゾート施設は売却してるのですが、そこでの経験がやはり現在のビジネスにつながっているんだと思います。
ホテル、ゴルフ場というビジネスモデルは、どんなに市場が拡大しても売り上げのMAXが決まっています。
そして、設備投資、メンテナンス、人件費など固定費も多く、リスクの大きいビジネスです。
それに対してITのサブスクリプションビジネスは、損益分岐点を超えると利益が加算されていくビジネスです。
経費の大半が人件費のみです。
長年リゾート経営をしてきた私にはとても魅力的に感じました。
そしてチャットボットという技術と言葉の壁を解消するテクノロジーにであったことで「これだ!」と思い現在のObotAIの開発に向けて動き出したんです。
これはリゾート経営をしていたころから感じていたことですが、日本人って外国の人達と働くことが苦手な人たちがすごく多いと思うんですよね。
それは日本語で生活をしてきたというのが大きなハードルになって、外国人とのコミュニケーションを難しいと感じてしまうと思うんです。
なので、そういった言葉の壁をテクノロジーで解消して、グローバルに言葉の壁を越えて良いサービスを提供出来たらと思ってます。
金山:そのような背景があったんですね!
それからすぐにObotAIの開発に着手されたんですか?
現CTOとの出会い
思ったらすぐ行動というのが私の性格なのですが、学生時代に興味をもってプログラムの勉強はしていたので、概念はなんとなくわかっているつもりでしたが、それを実現するエンジニアが必要でした。
ですが、新しい技術がゆえになかなか自分が求めるエンジニアに出会えなかったんです。
そんな時、Twitterで検索をしていたら日本人で私の求める技術を解説している人を見つけたんです!
すぐにTwitterからDMをおくりアプローチしました。
最初はコンサルという形ではいってもらいましたが、今はうちのCTOとして活躍してくれています。
それからは、エンジニアを集めて開発に取り組みました。
エンジニアもあえて多国籍で揃えています。
多国籍人材がうちの会社の特徴にもなっていますが、外国人はハングリーでとても優秀な人材が多いです。
サービス名はObotAIとなり、その2年後に会社名も株式会社ObotAIにしました。
金山:なるほど。
ObotAIの創業にはそのような背景があったんですね。
とても興味深いです。
来週はObotAI創業前のキャリアについてお話しを聞かせてください。
今週は株式会社ObotAI様の創業ストーリーをお届けしました。
次週もお楽しみください。
会社情報
会社名:株式会社ObotAI
本社:東京都渋谷区恵比寿2-6-25 上田ビル3F
事業内容:
・多言語DX事業
・訪日旅行外国人の手配業務(シンガポール、タイ、ベトナム)
・システムの受託開発業務