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益田 和久

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第48回 Zoomの便利なアップデート

2022/02/03

オンライン研修を始めて2年近くになりますが、基本的にはZoomを使用しています。
お客様の社内システムの兼ね合いからTeamsやmeet、Webexも使いますし、機能的にはそれほど大差はないのですが、総合的に考えるとZoomの使い勝手が一番いいような気もします。
事実、社内ではteams、meetでも研修はZoomでというお客様が増えてきています。

Zoomも、頻繁なアップデートにより様々な機能も付加されてきました。
使い勝手も着実に良くなってきていると思います。
Googleツールやホワイトボードアプリを併せて使えば、対面集合研修と遜色ない学習空間が作れることを実感しています。
一方で、研修で様々な実習(グループディスカッション、ロールプレイ等)を行うと、更にアップデートしてほしいという機能もまだいくつかあることも確かです。

そんな中、今回嬉しいアップデートがありました。
それは「画面の共有」がブレイクアウトルームにもできるようになったことです。
グループに別れて実習を行うときには、事前に講師(または進行役)が実習内容を画面共有して説明します。

例えば研修冒頭の自己紹介。
単なる自己紹介だけでしたら画面共有までする必要はないのですが、自己紹介のときに話してもらう項目を指定したり、自己紹介のあとにグループ実習の役割を決めたりと、特定の作業がある場合には、画面共有をしての事前説明は不可欠です。

その上で、ブレイクアウトルームに入っていくのですが、そこで自己紹介を進めていくうちに「何を話すんでしたっけ」「一通り終わりましたけど、この後何するんでしたっけ」等、事前案内していた内容を忘れている人が結構います。
これが対面集合研修であれば、指示内容がスクリーンに投影されているか、ホワイトボードに書いてあるか、どちらかの対応をしているので見ればすぐわかるわけです。
みなさんその感覚でいらっしゃるのか、事前説明のメモを取っている人がほとんどいません(苦笑)これは自己紹介だけに限らず、それ以外の実習でも言えることですが、その度に講師にヘルプコールがきて、ブレイクアウトルームに説明にいくというパターンでした。

今回、ブレイクアウトルームにも画面の共有ができるようになり、グループ実習がスムーズに進むようになりました。
運営側からするとこれは大きな進化です。
Zoomも利用者の使い方をよく研究していて、大きなアップデートがある度に「これは便利」「使い方の幅が広がる」と感じています。
マニュアル(https://zoomy.info/zoom_perfect_manual/)も充実していて、利用事例も数多く掲載されているので、利用者(企業)が増えていくのもわかるような気がします。

弊社スタッフも、日本オンライン講師アカデミーのスタートメンバーとして、様々研究をしていろんな使い方を試していますが、完全に使いこなしているとは思っていません。
改めてZoomの機能とそれで実現できることを再度研究し、研修開発につなげていきたいと思います。