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益田 和久

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第46回 引き算

2022/01/20

新年のスタートより、私の周辺の方々がSNSやメールで活発な情報発信をされています。
情報収集にもなりますし、気づきや刺激もいただいてありがたいなあと思っています。
ふと気になったのが、昨年まではほとんど発信されていなかったのに、今年になってハイペースで発信される方がいたことです。
私自身も情報発信のペースが不安定なので、何となく推測がつくのですが、「今年はコンスタントに発信していこう、そのためにそのリズムをつくるためにも、サイクルを決めて習慣にしていこう」といった背景があるのではないかなと感じてます。
年末年始で時間のある中「2022年はこれをやっていこう」と新たな行動目標を設定される自然の流れだと思いますし、現に朝の犬の散歩をしていると、ジョギングしている人が若干増えたような気がします(苦笑)

何かしらの思いがあって新しいことを始めると思います。
新年早々は気合いも入っているので何とか続けていけるのでしょうが、忙しくなってくると少しずつペースがおちてきて、そのうちやらなくなることもよくあります。
そして思い出したかのように、また始めるといったことも多いのではないでしょうか。
少なくとも私はそうですので自信を持って言えますし、今書いたことは私のことです(笑)

新しいことを始めると応分の時間や手間が取られます。
これまでもそんなに時間があったわけでもないのに、新しいことをはじめることは、かなりの工夫が必要になりますよね。
ここ1〜2年、「やってみたいこと」と「やり続けられること」のギャップがあって、結果として中途半端になっていることがいくつもあるなぁと感じています。
同業者と話をしても、多くの方が共感してくれました。
そういったこともあり、昨年くらいから「やらないこと、やめること」をリストアップするようにしました。
リマインダーにセットしていて、出来ていない(続かない)こともいくつかあるので、本当にそれが必要なこと、やりたいことなのかもよく吟味して、少しずつ「やらない、やめる」ようにしました。
最初は何となく「やっぱりやったほうが自己成長につながるよな」と迷ったりもしますが、時間の創出や精神的解放という面から考えるとスッキリします。
その分、コンスタントに出来ていることに更に時間を割くこともできますし、買って読んでいない本や保存だけして見ていない映像に時間を費やすことができて、結果としていい方向に回っているような気がしています。

オンラインに触れていると次から次へといろんな情報が入ってきて、「何か新しいことをやらなくては」という気持ちになることはよくあります。
あれもしなくては、これもしなくてはという、いわゆる「足し算」の発想になりがちです。
勿論、新しい行動があるから新しいアウトプットはあるわけですが、先述の通り応分の時間や手間はとられます。
そのために、「何かをやらない」「この程度にしておく」といった引き算的発想も必要ではないでしょうか。1日は24時間しかないです。
自分のためにどのように価値的に使っていくのか、改めてそれを考えさせられる年末年始でした。