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加倉井 正和

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第50回 仕事の才能①

2021/11/23

才能というテーマについては、さまざまな考え方や意見があると思いますが、
今回は、仕事の才能について私なりに感じたことをお送りいたします。

私が社会人になって数年経った頃に、尊敬する上司が言っていた言葉が今も印象に残っています。
「才能はみな同じ。努力の仕方は人それぞれ。」

新入社員の頃って、仕事を覚える為にがむしゃらに働いていた記憶があります。
社会人2年目、同じ課に配属された新入社員2名の教育係になりました。

2年目って、仕事にも少し慣れてきて、後輩ができてちょっと背伸びしがちな時期ですよね。
私も同じで、仕事ができる先輩像に憧れていました。
しかし、社会人2年目では憧れる先輩像には程遠いものでした。

後輩2名に教えながら、自分の仕事もこなしていく日々。
忙しさと同時に、仕事も面白さや与えられた責任に充実感がありました。

そんな日々が数か月経った頃、
後輩の仕事にミスが出始めました。

入社当初は、しっかりと教えたことをノートに記載していました。
ノートを何度も確認しながら業務を進めて、最終的に私が確認する。
そんな流れも、慣れてくれば簡素化されていきます。
決して簡素化することがダメなわけでなく、
何を簡素化したかが重要です。

ただ単に、
「覚えた業務はノートを見ないでやってみる」
「覚えた業務はノートを見ないでやり、最終的にノートをみて確認する」
では、雲泥の差です。

しかし、慣れてくると出てしまうのがミス。
何度かミスなくできてしまうと、大丈夫と思ってしまうのが人間です。

そんなミスが起きる要因の1つとして、
新しいことをインプットしている時に起こりがちだと考えられます。

新たな業務を覚えている最中、
いままでの業務には、
「これでよかったかな。」
と、ついつい確認を忘れてしまう。

私の最終確認でそれが止められれば問題ないのですが、
ミスがでる要因を改善することも必要です。

なぜミスしたかを聞くと、
「確認を忘れたから。」
では、ミスをなくす為に必要なことを聞くと、
「最終確認をする。」
とのこと。

しばらくは注意しているので、
ミスは出にくいですが、
覚える業務はまだまだあります。

まだまだ覚える業務がある中で、
また問題が発覚します。

次回に続く