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豊岡 厚惠

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第21回 「誉認励」で劇的に変わっていかれた社員さんの事例 その2

2021/11/17

初回研修で嫌々感を精一杯アピールしていた現業部の社員さん達が、
2回目の研修時には劇的な変化が見られたお話をしました。

何をしたのかというと、
「相手を理解し、相手の立場を理解した」
「日頃の仕事ぶりを労い、認めた」
まさに誉認励ですね。

彼らの今の気持ちに寄り添った。
そして、
24時間、夜勤もあったり交代制シフトで日々汗水流して頑張っているからこそ、この会社が成り立っている。
現業部の皆さんあってのことだと、心から労をねぎらいました。

人は、
自分を理解してくれる、または、理解しようとしてくれる
自分に興味、関心を持ってくれている、肯定してくれる 
といった
「愛」を感じれば、
自発的に行動しようとするんです。

更には、
自分以外の人に貢献しようと、
更に高みへと上がっていかれます。

彼らは上司から一度も労われたこともなく
お客様からも罵声を浴びせられたりしていたのです。

上司の立場からすると、
誉められることしてないだろ~と言いたくなりますよね。

部下は上司から「認められていない」
上司は「認められることしてないだろ」

どこの会社でも、この上司と部下のギャップがありました。

この誉認励は、
マズローの欲求5段階説でも説明がつきます。

アメリカの心理学者、アブラハム・マズローが
「人間は自己実現に向かって絶えず成長する」という仮説をもとに、

人間の「欲求」には5つの段階があるとされる理論です。

第1段階 生理的欲求
生きていくために必要な、基本的・本能的な欲求

第2段階:安全欲求
安心・安全な暮らしへの欲求を指します

第3段階:所属と愛の欲求(社会的欲求)
友人や家庭、会社から受け入れられたい欲求

そして下から4段目の『承認欲求』
所属する集団の中で高く評価されたい、能力を認められたい、
誉められたいという欲求のことです。

この
承認欲求が満たされることで モチベーションとなって、
自分のポテンシャルに気づいて、
自己を成長させる原動力にもなるといわれています。

ここが満たされることによって、
一段上の
「自分にしかできないことを成し遂げたい」
という自己実現の欲求へ。

そしてさらには、
「人の役に立ち社会に貢献したい」という
自己超越の世界へと進んでいきます。
 
社員にやりがいを持たせ、
イキイキと働いてもらうためには
この
承認欲求にアプローチ
すなわち
誉認励が必要だということなんです。

それによって全ての人が持っている、

「人のお役に立つ、喜ばれる人になる。」

という本質が花開いていくんです。

さあ、そして、
いよいよ、彼らの描く未来の自分に向かっての実践がスタートしました!!
彼らの実践で彼らが変貌したことは鳥肌ものです!