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加倉井 正和

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第37回 変化 ~事例③~

2021/08/24

前回からの続きです。

「自分のアイデアを発言することが出来たし、それを聞いてもらえた。」
振り返り中に出てきた言葉。

この言葉にある場面としては、
「発言中に否定的なコメントや意見を誰も述べなかった」
という事実。
そして、その発言を「受け入れた」ことです。

ただ「発言ができた」だけでなく、
しっかりと「聞いてもらえた」ことが、
このチームでの大切な出来事だったのではないでしょうか。

仕事中では、なかなかこんな場面はなかったようです。
なぜなら、
「聞いたら怒られそう」
「人に聞くより自分で調べたほうが楽」
「聞いても知らなそう」
などを各自が思っていたから。

チームという冠だけ付けられていましたが、
個人事業主のような集団だったようです。

ですので、コミュニケーションも希薄で、
仕事の効率も上がらない状況でした。

そんな、
「当たり前のことが当たり前になっていない環境」
だったメンバー達。

今回、チームとしてメンバーを
「受け入れる環境」を体験することができました。

この体験から得たこと。
1人1人が気づいたこと。
それを用いて、今後の業務についても話し合います。

一度「受け入れる環境」を体験し振り返ったことで、
有意義な話し合いができていました。

体験型研修では、自分の行動を振り返り、気づきを得ることができます。
仕事では気が付いてないことに、体験から学ぶチャンスがあります。
自分の行動を変えるきっかけに繋がるのではないでしょうか。