2021/01/11
マネジメントの生みの親であるピーター・F・ドラッカー教授は成果をあげるのは才能ではない、「習慣的な姿勢」と「基礎的な方法」を身につけているかどうかであると述べています。
習慣的な姿勢とはどういった状態なのか?どのようなステップで習慣的な姿勢を身につけることができるのでしょうか?
習慣的な姿勢とは、意識をしなくてもそのことを規則的にできるような状態に成長することを言います。
例えば、寝る前やお出かけ前に歯磨きをすることは習慣的な姿勢の一つですね。
また習慣的な姿勢を身に着けているかどうかの判断の一つに、そのことをしないと気分が悪くなったり、落ち着かなくなったりする状態であるかどうかがあります。
上記の歯磨きはまさにその一つですね。これが仕事上でも同じようなことがあればそれは習慣的な姿勢になっていることであると捉えていいでしょう。
習慣的な姿勢は4つのステップで身につけていきます。
(ステップ1)
成果を上げる為に必要な知識がない為、意識も行動もできない状態。
(ステップ2)
成果を上げる為に必要な知識を学び、行動する為に意識を高めている状態
(ステップ3)
成果を上げる為に必要な知識を活かして、行動することを決め、意識して行動に移している状態
(ステップ4)
成果を上げる為に必要な知識を活かして、決めた行動を意識しなくても定期的に行うことができている状態。
4つのステップを見ていくと、自分やスタッフが成果をあげられない状態が続いている時、一番の原因は、そもそも成果をあげる為に必要な知識がない為であると考えられます。
その状態から成果を上げることができる状態になる為にまず最初に必要なことは「成果を上げる為に必要な知識」を学び、理解することができるようになる機会を設けることです。
このステップ1の状態からステップ2へのステップの間に必要なことを、時間を取って行う機会を作ることこそが、習慣的な姿勢(=成果を上げる為に必要な一つの要素)を身につける為の第一歩であるのです。
あなたのお店のスタッフは成果(売上・利益)を上げるための知識をどれだけ知っていますか?