1954年(昭和29年)の今日4月27日。
日本初の缶ジュース「明治天然オレンジジュース」が明治製菓株式会社から東京地区限定で発売されました。
当時は「ビン詰」のジュースが一般的でしたが、現在のように缶を開けるプルトップは付いておらず、缶切りで開ける必要がありました。
その後、1957年(昭和32年)1月、缶の上部に小さな缶切り(オープナー)が付いた「缶切り付缶ジュース」が全国一斉に発売されました。
缶切りで飲み口と空気穴の2ヵ所を開けて飲むスタイルで、缶切りを持っていなくても、いつでもどこでも手軽にジュースが飲めるということで評判になりました。
発売当時の価格は40円。
容量は200ml。
うどん・そばが1杯30円の時代で高価にも関わらず、缶ジュースは大人気となりました。
ちなみに、1950年頃の日本人の平均年収は約12万円。
物価は今より低かったものの、ジュース1本を毎日買うと月に1,200円、給料の約10%を使う計算になります。
そう考えると、当時の缶ジュースは、今以上に贅沢な嗜好品だったのかもしれません。
しかし、「明治天然オレンジジュース」が缶ジュースとして好調であったことから、その後にアップルジュース、グレープジュース、パインジュース、フルーツジュース、トマトジュースが明治製菓から缶ジュースとして発売されました。
「日本初」
72年前に発売された缶ジュースは、形を変えどもいまだに健在。
手軽に買える
手軽に飲める
「手軽に○○○」が需要に繋がっているのかもしれません。
遠くのスーパーより、近くのコンビニ。
近くのコンビニより、すぐそこの自動販売機。
普遍的なニーズにどのようにアプローチするか。
時代に合わせて変化し続けることが重要ですね。