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加倉井 正和

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第281回 日本初の缶ジュース

2026/04/28

1954年(昭和29年)の今日4月27日。
日本初の缶ジュース「明治天然オレンジジュース」が明治製菓株式会社から東京地区限定で発売されました。

当時は「ビン詰」のジュースが一般的でしたが、現在のように缶を開けるプルトップは付いておらず、缶切りで開ける必要がありました。

その後、1957年(昭和32年)1月、缶の上部に小さな缶切り(オープナー)が付いた「缶切り付缶ジュース」が全国一斉に発売されました。

缶切りで飲み口と空気穴の2ヵ所を開けて飲むスタイルで、缶切りを持っていなくても、いつでもどこでも手軽にジュースが飲めるということで評判になりました。

発売当時の価格は40円。
容量は200ml。

うどん・そばが1杯30円の時代で高価にも関わらず、缶ジュースは大人気となりました。
ちなみに、1950年頃の日本人の平均年収は約12万円。
物価は今より低かったものの、ジュース1本を毎日買うと月に1,200円、給料の約10%を使う計算になります。
そう考えると、当時の缶ジュースは、今以上に贅沢な嗜好品だったのかもしれません。

しかし、「明治天然オレンジジュース」が缶ジュースとして好調であったことから、その後にアップルジュース、グレープジュース、パインジュース、フルーツジュース、トマトジュースが明治製菓から缶ジュースとして発売されました。

「日本初」
72年前に発売された缶ジュースは、形を変えどもいまだに健在。

手軽に買える
手軽に飲める
「手軽に○○○」が需要に繋がっているのかもしれません。

遠くのスーパーより、近くのコンビニ。
近くのコンビニより、すぐそこの自動販売機。

普遍的なニーズにどのようにアプローチするか。
時代に合わせて変化し続けることが重要ですね。

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