2021/07/25
今回の対談は、株式会社ワングロース 代表取締役社長の宮田 慶様にご協力頂きました。株式会社ワングロース様は、野外での活動を中心とした研修事業を展開されているのですが、そのキャッチコピーがとってもユニーク!「殺したいほど憎み合っている幹部社員を、わずか2日間で仲直りさせてしまう研修」や「ブラック社員も戦力化できる組織づくりの研修」を提供されています。そんな研修事業を15年以上運営されているワングロース様、今回は会社紹介と共に、創業ストーリーをお届けいたします。
金山:とってもユニークなキャッチコピーの研修を提供されていますが、ワングロース様はどのような会社なのでしょうか。
ワングロースは今期で17期目の会社となりますが、“滝登り研修”と呼ばれるものを長年提供している会社になります。一泊二日、二泊三日で研修を提供していますが、その研修プログラムは脳科学に基づいて設計していますので、「自ら考え自ら行動する」というのを大切に取り組んでおります。自然環境でチームビルディングをファシリテーションしながら進めて行くのですが、滝まで登り仕掛けもふんだんな弊社のような研修は他には存在しないようで、競合なしとは言われています。
金山:なるほど。それが先ほどのキャッチコピーの研修になるんですね。とても興味深いのですが、実際に殺したいほど憎みあっている同士が参加したという事例があったりするのでしょうか。
さすがに殺したいほど憎みあっているというのは、経験上2社しかありませんでしたね。フォローアップ研修の時に発覚したのですが、研修に参加されなかった取締役の方が研修から帰ってきた皆さんの姿を見てびっくりされていましたね。私はその時にはじめて憎しみあっていたことを確認できたのですが、確かに初日のアクティビティではお互いに全く協力しようという姿勢は見られませんでしたからね。それでも、2日目の最後には手を取り合って一緒に滝登りをできる、助け合える関係になっていました。やはり人間関係ってボタンの掛け違いだけなので、理屈抜きのところで分かり合えれば、理屈もかみ合っていったりしますよね。
金山:本当にそんな事例があったんですね。そういった研修を長年提供されてきていますが、起業前も研修事業されていたのでしょうか。起業をするきっかけになった出来事やストーリーなどあれば教えて頂けますでしょうか。