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岩田 徹

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第245回 人生最高の夜ふかし

2025/08/29

夏の全国高校野球が幕を閉じました。
35度を超える気温の中での試合。
グランドレベルでは体感温度は42度とも言われる炎天下での試合。
日中に歩き回るだけでも発汗が止まらず、
まるでサウナにいるかのような状態と感じるような異常な環境。
そんな環境下で2時間を超える熱戦を繰り広げる高校球児。
試合後半には熱中症や脱水症状で痙攣を起こす選手も続出。
命の危険さえ感じる状況の夏の大会ですが、
様々な工夫がなされた大会でもありました。

開会式は史上初めて16時開始。
開幕戦は1試合のみで17時半プレイボール。
これまでは9時に開会式があり、初日は3試合ありましたが、
開会式から試合までの待ち時間を削減し、選手の負担を軽減。
また気温がピークに達する日中の試合を避けて、
午前と夕方の2部制の試合日を6日間に拡大。
試合前ノックも実施を選択制にし、実施時間も2分短縮。
5回終了時にはクーリングタイムを導入し、
冷房が効いた部屋へ移動し、理学療法士の指導のもと体温測定、
着替え、頸部の冷却、水分補給、補食の提供などを行いました。

こうした対策について、良かったものもあれば、
改善が必要と感じたものもあったのは事実です。
実際に2部制を導入したことで、夕方の部の最終試合の開始と終了が遅くなりました。
最も遅くなったのは大会4日目の高知中央高校と綾羽高校の試合。
試合終了が22時46分と、高校野球では考えられないような終了時間となり、
賛否両論を集めました。
3回戦で敗れた仙台育英高校の須江監督はこのことについて問われた際、
「いいじゃないですか。人生最高の夜ふかしですよ。」
と答えられ、全員が良い方向に向けて新しい取り組みにチャレンジし、
出てきた結果に対して改善を重ねることの大切さを話されました。

状況や環境が目まぐるしく変わるのはビジネスの世界も同様です。
良い方向に向けて新たな取り組み、チャレンジをし、
出てきた課題をクリアするために改善する。
日々の経営や仕事のヒントにしたいですね。

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