今日は8月19日。
「バ(8)イ(1)ク(9)」の日。
1989年、当時の政府総務庁(現在の内閣府)交通安全対策本部が交通事故撲滅を目的にして、8月19日をバイクの日に制定しました。
全国自治体の交通安全担当課や地元警察は、この8月19日を中心に、二輪車の安全運転講習会等を展開しています。
また、自工会・日本二普協ならびに二輪業界では、二輪車の楽しさ、利便性、有用性などバイクの素晴らしさをより多くの人に理解してもらうための活動を2000年7月にスタートしました。
毎年7~9月の3か月間を「バイク月間」として全国各地での活動をしています。
世界を代表するバイクメーカーが多数ある日本。
では、世界で一番売れたバイクとは。
1958年に「ホンダ」から発売された「スーパーカブ」。
コンセプトは、
「そば屋さんの出前持ちが片手で運転できるバイク」
「スカートをはいたお客様にも乗ってもらえる二輪車」。
誰もが乗りやすく経済的な乗り物とするため、またぎやすく快適という要件を満たす構造・デザインにしたそうです。
実用性、耐久性、経済性、そして親しみやすいデザインが、幅広い層に支持されています。
ホンダは、1948年創業。
2025年の5月初旬には、バイクの世界生産累計「5億台」を達成しました。
1949年に「ドリーム D型」で二輪車の量産を開始して以来76年目での達成となります。
そして「スーパーカブ」は、2024年に「1億1000万台」を超えました。
世界の人口からみても、驚異的な数字ですね。
そんな「スーパーカブ」の中でも人気があった50ccモデル。
50ccバイクは、2025年11月から新たな排出ガス規制への適合が困難ということで、生産が終了します。
2025年4月1日に施行されている改正道路交通法。
原付免許で運転可能だった、排気量が50cc以下の原付バイクのみでしたが、2025年4月1日から、最高出力を4kWに制限した125cc以下の原付も運転可能になりました。
ちなみに、交通ルールはいままでの原付一種と同様になりますので、2人乗りなどは出来ません。
「二輪車排ガス規制」によって変化を求められた2輪車業界。
しかし、このきっかけが新たなニーズを生む可能性もあります。
今までOKだったものが、NGになる。
今まであったものが、なくなる。
ネガティブに考えるだけでなく、ポジティブな発想に転換できると、新た何かが起こるかもしれませんね。