2025年6月2日、令和7年度インターハイ男子サッカー青森県大会決勝戦において、
八戸学院野辺地西高校が青森山田高校をP K戦の末、勝利し初優勝を遂げました。
敗れた青森山田高校は25連覇を逃すとともに、
青森県内の公式戦の連勝記録が418で途絶えることとなりました。
青森県内で絶対王者として君臨し続けて四半世紀。
今の高校3年生は18歳なので、生まれてから県内で青森山田高校が敗れるということを
全く知らない生徒ばかりです。
24年間、県内無敗。全国大会出場は当たり前。
プロ予備軍とも言われ、勝利が義務づけられた学校がまさかの敗退。
勝利した八戸学院野辺地西高校も強い学校で、ほぼ毎年準優勝。
近年の決勝戦では0-1など、接戦で敗れるケースも出てきており、
いつか青森山田を倒すかもしれない、と、素人ながら可能性を感じていました。
サッカーはジャイアントキリングが起きやすいスポーツです。
アマチュアも学生もプロも参加する天皇杯では、
必ずといっていいほど、毎年、下のカテゴリのチームがプロに勝利する波乱が起きています。
今年も筑波大学がJ2で首位を快走する大宮アルディージャを撃破しました。
素人でも、もしかして、と感じるほど力をつけてきたことがわかる野辺地西高校。
迎え撃つ青森山田高校の選手たちに油断はなかったでしょうが、
先制されて焦りもある中で後半に追いついたものの、
延長線で勝ち越すことができずPK戦へ。
偉大な先輩たちが築いてきた絶対王者の誇り。
24連覇、418連勝という勝って当たり前の状況。
青森山田高校の選手たちの方が目には見えないプレッシャーを受けていたのではないでしょうか。
PK戦ではいつもよりゴールが小さく見えたり、遠く見えたり。
ゴールキーパーが大きく見えたりなど、精神面が影響することもあると思います。
今回は連覇や連勝が途切れるという結果になりましたが、
この経験をしたからこそ、また次なる成長のステップを踏めると思います。
冬の選手権予選で恐らく再戦となる両校の戦いは要注目ですね。
仕事においても少なからずプレッシャーを感じる場面はあると思います。
うまくいく、失敗するという結果はともかく、
プレッシャーに挑み経験を積むことが大事だと思います。
逃げ続けることもできるとは思いますが、
そのプレッシャーは常に付き纏い、自分を追いかけてきます。
どこかでその壁を越えなければならないものだと思います。
一つ一つ成長の壁を越えていきたいですね。
