冬の寒い時期。
全国各地で毎週のようにマラソン大会が開催されています。
世界陸上への出場権を目指した本格的な大会から、
市民ランナーが多数参加する大会まで、大小様々なイベントです。
世界を戦うトップランナー、大学駅伝界のスターなどの注目選手に加え、
その土地土地に縁のある著名人が参加し、大会を盛り上げます。
各地の名所や観光スポットを盛り込んだマラソンコース、
給水ポイントなどに置かれた各地の特産品や物産品。
沿道に押し寄せる人、運営するボランティアなど、
一つの大会に多くの方が関わり大会が成立しています。
私もかつて色んな場所へ出掛け、マラソン大会に参加しました。
前日入りし体調を整え、翌日の朝早くのスタートに備える。
と言いつつも、現地ならではの食事を求めて街に繰り出したりしました。
マラソン当日は運営スタッフの誘導を受けながらスタート地点で準備し、
走り出すと沿道から地元の方々の声援を受け、
給水スポットではボランティアスタッフと会話し、
足が痙攣して立ち止まって苦しんでいると、どこから駆けつけてくれたのか、
地元の方がエアサロンパスを貸してくれたり。
完走後は地域の子どもたちから完走メダルをもらったり、
参加賞のドリンクや食事をいただいたり。
参加場所によっては完走者に配られる温泉の入浴チケットがあったり。
至れり尽くせりの時間がそこにはありました。
時間的な余裕を作れば、前日や翌日に地域の観光をすることも可能です。
大会の規模に差はありますが、数千から数万の人が参加する大会です。
地元の方の参加も多いですが、全国各地から訪れてマラソンを走るだけでなく、
前後の宿泊、地域での食事、消費など、大会にまつわる経済効果は非常に大きいです。
昨年、2024年の東京マラソンの経済効果は375億円、
今年、2025年の愛媛マラソンの経済効果は5億3500万円と言われ、
地域経済に大きな貢献をしています。
マラソン大会だけでなく、プロスポーツもそうですし、
アイドルのライブや音楽フェスなど、多くの人を惹きつけるものは、
その周辺に大きな経済圏が存在します。
自社や一個人のファンを作り、その経済圏を最大化する。
自社にとってのマラソンイベントをどう作っていくのか。
色々チャレンジしたいと思います。