「スターバックスコーヒージャパン」が「立地に応じて価格を変える」と発表しました。
同社によれば、「立地別価格」を導入するのは「東京23区」や「大阪市内の一部」また「空港」などにある「約600店舗」。
全国のおよそ3割にあたるようですが、都心部の店舗では「平均4%」の値上げとのこと。
飲食店の「主要コスト」は、「FLR(Food/Labor/Rent:材料費、人件費、土地代)と言われますが、材料費はともかく、人件費と土地代は、地域によって全く異なるものですから、これまでの「全国一律価格」という考えが理にかなっていなかったのかもしれません。
カレーチェーンの「CoCo壱」は、一時「地域別価格」を導入していましたが「統一価格」に戻したという例もありますが、個人的には、人件費や賃料が高い都心店舗では「価格アップ」は当然の戦略でもあり、立地に応じた「価格変動戦略」は今後も拡がると感じます。
また、昨今は、AIでの価格調整などが細かくできるようですから、飲食チェーン店などでは「ダイナミックプライシング」でランチ、夕食時間帯以外はサービス価格などにするなどの戦略も拡がるかもしれませんね。