大阪・関西万博が開幕されるのを記念して、
2025年3月16日にエキスポ駅伝が開催されます。
前回大阪万博が開催された吹田市の万博公園をスタート地点に、
御堂筋を通り、大阪・関西万博が開催される夢洲まで、7区間55キロのコース。
駅伝史上初めて、大学と実業団の競合チームが競う大会になります。
生まれ故郷の吹田、そして高校時代は毎日通った万博公園、
コースになる千里南公園も新御堂筋も見慣れた景色ですので、
それだけでも楽しみですが、正月のニューイヤー駅伝を制した旭化成、
箱根駅伝を制した青山学院大学など、競合が揃う大会。
今から楽しみで仕方ありません。
このエキスポ駅伝に向けて、青山学院大学の原監督がたくさんメディアに取り上げられています。
箱根駅伝で優勝を果たした翌日には、
大学の監督と実業団の監督との違いで煽りを入れたり、
今年のニューイヤー駅伝で惜しくも2位に敗れたホンダが参加しないことに批判を入れたり。
原監督が発言するたびにメディアに取り上げられる。
そんな形になっています。
それは原監督なりの大会を盛り上げるためのリップサービスもあると思います。
事実、スポーツが好きで、大会が開催される地が出身地の私も、
エキスポ駅伝の存在に気づいていませんでした。
原監督が言うには、
実業団と学生が真剣勝負をする初めての場。
それなのに実業団の強豪チームが参加しないという肩透かし。
駅伝の強化こそ、世界につながる道だと強調する原監督。
強化をすることで日本陸上長距離界がもっと注目される。
世界を目指して実業団で走っているからこそ、こういう大会に出て注目を集めたい。
長距離選手が世界で通用しメジャースポーツになれば、
それを目指す選手が増える。
残念ながら身体能力の高いアスリートが他のスポーツを選んでいる現状を憂いていました。
この話を聞いて、まさに中小企業の採用にも通ずると感じました。
人材難に喘ぐ中小企業は多いです。
活きのいい若手、優秀な人材を採用したいとの要望はたくさんいただきますが、
採用手法や見せ方を多少変えたところで限界はあります。
この仕事を御社でしたい、こんな働き方ができる御社で仕事がしたい。
そう思ってもらえるような会社、仕事にしていかねばなりません。
全世界の誰もが知るようなメジャー化はできなくても、
業界、地域など、自社を取り巻く世界の中でのメジャー化ができれば、
活きのいい若手も、優秀な人材も近寄ってくるのではないでしょうか。