第193回 この人に聞く!~人・組織が羽ばたく時~
2025/01/19
村井 庸介様(其の1)
今回の対談は、村井 庸介様にご協力頂きました。
村井 庸介様は、社長のワガママこそ利益にする中小企業の社会番頭として、人事制度設計、DX推進、事業開発コンサルティングを提供されています。
今回は村井 庸介様の事業についてお聞きしました。
金山:最初に村井様の事業についてお尋ねしたいのですが、どのような事業をされているのでしょうか。
社長のワガママこそ利益にする中小企業の社外番頭
改めまして、村井陽介と申します。
現在は社外番頭という肩書きを名乗ってまして、中小企業の社長の右腕として活動をしております。
会社のマーケティング、営業のようなところから人事制度やDXといった社内をしっかり固める守りの部分まで、会社の経営課題に応じて、必要な選択肢を共に考え形にする活動をしております。
またもう一つ中核的に活動をしているのが、アウグスビールというクラフトビールの会社で、新規事業を2018年から社長と一緒につくって参りました。
現在は新規事業の売上が1億円を突破しまして、年商が2倍になるところまで外部の人間として関わっていけたというのは実績として大きなところです。
2023年に取締役に就任して現在も活動を続けております。
金山:なるほど。
社外番頭という肩書はユニークですね!
今までの支援実績とかお話し頂けることがあれば教えて頂けますでしょうか。
ビールを売るのではなく、ビールの作り方を売る!
それこそ今は取締役になっちゃいましたけど、アウグスビールは一つの良い実績事例だと思います。
普通ビールで事業を伸ばそうと思ったら、自分たちのビールをどれだけ売るかとか、どれだけブランディングして単価を上げるかとか、そういった方向でやられるケースがほとんどだと思うんです。
ビールってちょっと難しいのが、地域を広げれば広げるほど物流コストがかかってくるので、シェアを取りに行こうとすると絶対価格がネックになって入れないというケースが出てくるんです。
これ考え方の美学の問題なんですけども、例えばちょっと品質を下げてでも、コストを落として全国に安定供給できるならと、そっちの方向に行く会社さんも多いんです。
ただ、うちの代表ってもともとキリン出身なので、わざわざ大手やめて大手じゃないことをやりたくて独立したのに、また大手と同じ道たどるなんてもったいないじゃないですか。
じゃあ別の道で取れる方法ないかと考えたときに、当時お客さんと1店舗だけトライアルで空きスペースにビール工場入れて自分たちでビール工場を作れるようにするというのをやってたんですね。
じゃあこれ自体商材として売ろうという話になりまして、ビールの作り手の育成から機械の使い方、お酒の免許の取得まで全てサポートして自分たちのビールを名乗って販売、営業できるようにしたんです。
そうすると、極端な話ですけど、僕らのビール売らなくていいので、地方に行ったとしても逆に全国に営業ができるんですよ。
今では地方の飲食店さんやホテルに複数導入されています。
認知を高める導線づくりと新しいニーズの発掘!
もう一つ面白い実績事例としては、ブラジリアン柔術を教えている格闘技ジムの事例ですね。
北海道の格闘技ジムだったのですが、ランディングページの設計やマーケティングの運用といった部分で支援をさせて頂きましたね。
今から6、7年前だったので競技自体がマイナーで、代表の方は世界大会などで優勝をしているような実績があってすごい人なのですが、認知がされていなかったんです。
体験会に来ればはじめる人も多かったので、マーケティングの改善によって会員数を1年で倍の200人にできましたし、パーソナルトレーニングをパッケージにして組み込むことでライフタイムバリューも1.5倍にすることができましたね。
金山:ビールの会社や格闘技ジムってなかなか聞くことのないお話しなので面白いですね。
次週は村井さんのキャリアついてお話しをお伺いできればと思います。
今週は村井 庸介様の事業についてのお話をお届けしました。
次週もお楽しみください。
事業概要
事業内容:
・社長の右腕を育てる実践型教育
・社外番頭(COO、CXO代行)
・コンサルティング(人事制度設計、DX推進、事業開発)
・研修