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高松 秀樹

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第211回:2024年総括!

2024/12/28

2024年の大手企業を振り返ってみますと、「働き方改革」は新たな局面を迎えたのではないでしょうか。

「リモートワークの定着」と「オフィス出社の再評価」が進むなか、「ハイブリッドワークの最適解」を模索する企業が増加。

例えば、「富士通」は「Work Life Shift」を掲げ、オフィスを「共創の場」に変える一方、リモート勤務を基本とする柔軟な働き方を推進。

他方では、「三井住友銀行」では、出社を原則としつつ、「フレックスタイム制度」を拡充することで、社員の多様なニーズに対応しているようです。
「AI活用」も企業の競争力を左右する重要な要素となりました。

「トヨタ自動車」は、製造現場でAIを活用した工程の最適化を実施。
これにより、「生産効率が大幅に向上」した一方、従業員への再教育プログラムを設け、「技術格差を埋める取り組み」を進めています。

他方では、「NTTデータ」は「AIチャットボット」を導入し、社内業務の効率化を図ると同時に、従業員の業務負担軽減を目指しています。
しかしながら、技術革新に伴い課題も顕在化しています。
特に「心理的負担」の増加や「孤独感」の問題は、ハイブリッドワークを取り入れた企業で共通して上がってきているようです。

このような問題に対し、「ソフトバンク」は「心の健康」を重視したメンタルヘルスサポートプログラムを強化。
オンラインカウンセリングの導入が注目を集めました。
2025年に向け、企業にはテクノロジーを活用しつつ、社員一人ひとりの幸福度を高める「人間中心」の職場づくりが、より一層求められることかと。
働く人が生き生きと輝ける環境が、企業の持続的な成長を支える鍵となるのでしょうね。

みなさま、良いお年を!