「中秋の名月」とは、旧暦の8月15日の夜に見られる月のことです。
「十五夜」とも呼ばれます。
「お月見」として、ススキやお団子などのお供えして、月を眺める風習があります。
お月見は、平安時代の貴族たちの間で広まったとされています。
江戸時代には庶民にも伝わり、秋の農作物の豊かな実りの象徴として満月を眺め、お供えをしながら収穫の感謝や祈りを捧げる風習へと変化していったようです。
小さい頃に楽しみだったのは、まるいお月様を見ることだけでなく、お供えした団子を砂糖醤油で食べることでした。
最近知ったのですが、中秋の名月(十五夜)の日には必ずとは満月にならないようです。
満月は、月、地球、太陽の位置関係で決まるため、新月から満月までの日数は変動して13.9〜15.6日かかるようで、旧暦の15日とは合わないこともあるようです。
今年2024年の満月は、翌日の9月18日。
次に同日になるのは、2030年になります。
最近、お米が不足するニュースが流れていました。
今では、新米が流通し始めてきているので、徐々に解消されつつあります。
天候に左右される農作物ですが、昔は飢饉が起こったりすることもありました。
現在では、飢饉になることはないかもしれません。
当たり前のように口に入るモノが買える時代。
「お月見」で感謝を願うことができなくても、改めて「感謝」することが必要なのではないでしょうか。
「十五夜」が、その「きっかけ」になると良いですね。
生きる上で欠かせない食料を供給する重要な「農業」に「感謝」いたします。
《追記》
前日(9/16)の予報では、東日本や西日本の太平洋側、東北南部、北海道などでは、雲は多少あってもお月さまが見られる所が多くあるようです。