コロナウイルスがまた再流行しているようです。
それ以外にもウイルスは日常的に存在しています。
ウイルスに万一接触しても
免疫力が高い状態であれば、
持続感染や重症化は防げるようです。
一方、免疫力が低下すると、
感染が持続し、重症化していきます。
免疫力低下という避けたいことを
仕事などの現場で起こさないために、
心がけることは、
「叱責の連続を避けること」
叱責の連続が起こると、
ヒトの能力が低下し、
免疫力が低下することが
医学的に実証されています。
具体的におしらせします。
1.
厳しい体罰により、
前頭前野(社会生活をする上で
非常に重要な脳の部位)の容積が19.1%減少
言葉の暴力により、
聴覚野(声や音を知覚する脳の部位)
が変形していた。
(福井医大:子供の研究)
2.
思いやりと関心は、
従業員の忠誠心と信頼を高める。
イギリスで2000人の従業員を対象に
行われたある研究によれば、
給料よりも職場での温かさや
ポジティブな人間関係のほうが、
忠誠心に大きく影響。
(免疫力も向上)
3.
ニューヨーク大学のジョナサン・ハイトらの研究
部下が上司を尊敬しその思いやりに心を動かされていると、
それだけ上司への忠誠心が高くなるという。
怒りにまかせた対応は
忠誠心と信頼を損ねるばかりか、
部下のストレスを高めるため
創造性も阻害する。
免疫力も低下する。
4.
「不満と怒りに満ちた対応をすると、
部下はその後、リスクをとらないようになる。
ミスを犯しマイナスの結果を
招くことを恐れるようになるからだ。
言い換えれば、
学びとイノベーションのために
欠くことのできない実験の文化を殺してしまう」。
(ミシガン大学 フィオナ・リー)
様々な研究者が実証していますね。
叱責されているかどうかは
言っている人ではなく、
受け止め側が感じることです。
ちょっとした注意のつもりが
相手には、叱責と感じることがあります。
自己の聴く力を高め、
受容力を高め、
受け止めることによって
周囲の人が、持つ力を全て
発揮いただけるようになっていきますね。