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菊岡 正芳

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第40回 「行動を止める障害を予測し対応する」

2024/07/15

セミナーで次のような質問をいただきました。


継続したい行動を始めて、
続いてきた、

周囲が行動を促進する関わり方を
行ってくれている。


それにもかかわらず、

なぜか行動が止まってしまうことが
あり得ます。

どうしたらいいでしょうか?


折角続いてきた望ましい行動が
途中で止まることは、
とてももったいないことですね。


止まるきっかけは、
何かかならずあります。


そのきっかけを事前に想定しておき
そのときの対処法を考えることを
お勧めしています。


私の場合は、朝のランニングが習慣なのですが、
止まるきっかけがあります。

具体的には、

・雨が続いた
・数日間旅行にでかけた
・朝起きたら、腰がいたい
・今日は睡眠不足だ

などなど。


止まるきっかけは沢山あるのです。


そのときの対応を考えています。

・雨が続いた
 →小雨なら走る。ただし時間は短く
  中程度の雨なら、いつも30分のところを
  10分だけ傘をさして散歩する
  大雨は、やめる


・数日間旅行にでかけた
 →旅行先で散歩したら、ランニングしたとカウントする
  旅行先にシューズをもっていく
  旅行から帰ってきたら、また始めたらよい
  (自分を責めない)

・朝起きたら、腰がいたい
 →散歩を始めると、身体があたたまり
  腰の痛みがへる。散歩で良い。 

・今日は睡眠不足だ
 →目が覚めたので、頭が冴えるために走る
  もう少し寝て(週末)、目覚めたら少し走る


できない・やりたくないというきっかけを、
どうしたら気軽にできるか、負担なくできるか、
という認知に、あらかじめ変えておくのです。


そして、もし出来なかったとしても、
それは続かないきっかけではなく、

“ちょっとのお休み”

とポジティブに認識して、

「また続ければいいんだよ」

と自分(脳)にいってあげます。


脳は、“ちょっとのお休み”

とポジティブに認識して、

「また続ければいいんだよ」

と認識して、

次の日に、また始める意志を
決めてくれます。


あなたの続けたい・続き始めた行動が

止まるきっかけを考えて、

対応策を考えてみませんか。