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星 寿美

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第165回 マイナスからでもお金は創れる!

2024/07/08

私自身の体験で恐縮です。

今日は『マイナスからでもお金は創れる』というお話をします。

マイナスって、どんな状況だったの?

幼少期から大人になるまで、風呂なしの貧困家庭で育ちました。
しかも、争いの絶えない家庭。
だから、大人になって社会に出て、何よりも困ったのは『人との関係』でした。

母は対人恐怖症でしたし、両親は争いが多く、人とちゃんと関わる体験をしないまま社会に出て、人との距離感や関わり方で相当苦労していました。酷いいじめにも遭っていました。

そんな状況でしたが、悲壮感はなかったんですね。
幼少期からそれがスタンダードだったので、日常になってしまっていたのでしょう。
ただただ、がむしゃらだったなぁという記憶。

でも、学童保育の先生というお仕事のおかげで、子どもたちが思いっきり遊んでくれた、そのプロセスで、私は人間として急成長していきました。
もし、子どもたちと関わる仕事につかなければ、いまだに、どう人と接して良いかわからないままだったと想像します。

人と関われるようになってから、私はどんどん成長し、幸せになっていきました!
しかし、35歳で結婚した相手は父以上のDV。
子どもに、昔の私ような同じ思いをさせたくない!と。

子どもと、持てるだけの荷物を持って、4畳半の小さなアパートに逃げたときには、養育費も実家もない、文字通りの無一文。
しかも幼い子どもはすぐに熱を出し、3つも仕事を掛け持ちして頑張っていたけれど、まともには暮らせませんでした。

家賃を滞納し、電気を止められ・・・
そんなマイナス状況から、会社を設立し、今に至ります。
自分としては、このくらいのプロセスは、内容は違っても、みんなそれぞれストーリーを持っているから、たいしたことではないと感じています。

が、本当にマイナスのどうしようもない状況からお金を作ってきた、というのは事実なので、それを語る資格はあるのかな?と思っています。

どうしてマイナスの状況を抜け出すことができたの?

計画立てて何かをした訳ではなく、いつもただ『がむしゃら』だっただけなので、特にノウハウはお伝えできないのですが、でも、これだけは大事だったな、と後付けで思ったことを書いてみます。

・悲壮感がなかったこと
・お金は作ればいいんだから
この2点です。

悲壮感がなかったこと

これは『比較』の話だと思うのですが、食べるものなくて、お財布にお金もなくて・・・。
一見すると大変そう。でも、DVなど争いの生活から、争いのない平和な生活。
もう、それだけで、めちゃくちゃ幸せなのでした。

「食べ物探しに公園に行こう!」って子どもと楽しんで食べ物探し。
都会の公園にも、たくさん食べるもの(つくしや木の実など)があることを知りました。

電気止められたら「わ〜、真っ暗!お化け屋敷〜」
そうやって、毎日、本当に幸せに笑って暮らしていました。
心から幸せを感じていると、チャンスは巡ってくるものです。
友人からいい仕事を紹介していただけたり、周りから、たくさんサポートしていただけました。
ますます感謝の日々。
感謝と幸せが循環していきました。

「お金がない。大変だ。」と悲壮感を出したら人は去っていきます。
状況はどうであれ、心から幸せを感じていると、あらゆるサポートが入ります。
これを、知識ではなく、日々の生活で・・・
今、振り返るとそうだったなぁと心から実感しています。

この幸せは、比較の話。
嫌なことと比較して、幸せを感じられるもの。
だからDVや貧困に心から感謝です。

お金は作ればいいんだから

なぜか、わからないのだけれど、その頃の私の口癖が「お金は作ればいいんだから」でした。
なんの根拠もないんです。
方法もわかりません。
でも。
お金に困ると、いつも「お金は作ればいいんだから」って言っていました。
結果、なんとかなってきたから、今があります。

「ダメなら死んじゃえばいいや」これもよく口から出ていました。
これは変な意味ではなくて。
今、自分にできる精一杯をやって天に委ねる、みたいな感覚です。

本当にお金がなくて、小さな子どももいて、どうしようもない状況だったのですが、いつも「お金は作ればいいんだから」「ダメなら死んじゃえばいいや」って言ってたんですね。
もしかしたら、自分を無意識レベルで奮い立たせていたという部分もあるかもしれません。

でも、この『在り方』こそが、ビジネスが循環し始める元にあったような気がします。
在り方(どう考えるか?どう捉えるか?)って、本当に大事だなぁと、過去を振り返って改めて感じています。

その時々で、いつも『がむしゃら』でした。
その『がむしゃら』の中で、こんな在り方だったから、マイナスからお金を作ってこれたのかな?と思います。

まとめると、お金に振り回されていないってこと。
お金がないことと、自分の在り方は関係ない!っていうことです。
今日は、私個人的な体験から『マイナスからでもお金は創れる!』というお話でした。

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