第158回 いち新入社員が起こした革命
2024/05/13
私の古い友人、小田さんが新入社員の時に起こした革命エピソード。
大学卒業して100年以上続く、古い体質の会社に就職した小田さん。
どんな革命を起こしたのでしょうか?
確信があった
時はちょうどコンピューターが日本の一般社会に、やっと入ってきた頃です。
小田さんは20代の若い感性で『これからIT化の波が来るぞ!』と感じていました。
そこで、パソコンを導入したら、いかに効率化を図れるか、など上司に話していたそうです。
でも、小田さんは新入社員。
上司たちは「まずは自分の仕事を覚えてから言え!」と・・・。
それはそうですよね。
営業に配属された小田さんは、毎日一生懸命にルート営業をしていました。
しかし、仕事をやればやるほど「やっぱりIT化したら、すごく効率が上がるのに!」という思いが溢れてきます。
それで、とうとう・・・
自腹を切って・・・
自腹でパソコンとプリンターを買い、自分の机に置きました。
そして、毎日の仕事はしっかり頑張りました。
自分の仕事が終わってから、毎日遅くまで会社に残って(もちろん残業代はつけていません)、データを入力するなどの準備をしたのです。
ある日、やっと全ての準備が終わり、上司たちを集めてプレゼンしました。
どれだけ便利なのか?をやってみせたわけです。
たとえば、顧客管理。
このような特徴のお客様、と設定してこのボタンを押せば、そのお客様リストがパッと出ます、などなど。
「このボタンを押してみてください」と実際に触っていただいて、上司がボタンを押すと、プリンターから領収書が!
革命
このように、やってみせて、実際にやってみてもらって、どれだけ便利かということを理解していただいたのです。
『これは本当にすごいぞ!』
と実感できた上司たちは、会社に『IT事業部』という今までなかった部署を立ち上げて小田さんをリーダーにしました。
100年以上続く、古い体質の、重鎮たちはみんなおじいちゃん、というような企業に革命を起こした小田さんの実例でした。
もちろん、この話は、自腹を切れとか、自分の時間を使えって、そんな話ではありません!
小田さんがそれをしたのは、ただ・・・
たとえば『飲みに行くのが好き』『ゴルフに夢中!』というのと全く同じで、自分がやりたくて仕方がなかっただけなんですね。
飲みにいったりゴルフするのは、自腹だし、自分の時間ですよね?
それと同じ感覚で、やりたくてやっていただけなのです。
「こうしたら、きっと良くなる!」という信念で、自分ができることを淡々をやる。
誰も理解してくれなくても、ただ淡々と・・・。
そして、実感してしまうほど実践してみせる!
成果を出す!
それまでは、ただただ、ワクワクしながら夢中で取り組む。
そんな『あり方』のお話でした。
『会社はわかってくれない。あの人がどうだこうだ。環境が・・・』と、自分以外の誰かの何かのせいにしている限り、決して現状は変わらない。
自分がどうしたいか?どうありたいか?だけなのだと思います。
そして、自分にできることを淡々と!
革命を起こした友人のいち実例でした!
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