第22回 この人に聞く!~人・組織が羽ばたく時~
2021/05/09
株式会社アドヴァンテージ 中野 尚範 社長(其の2)
先週に引き続き、株式会社アドヴァンテージ 代表取締役社長の中野 尚範様にご協力頂きました。
今回は創業から現在にいたるまでのストーリーとターニングポイントをお届けいたします。
金山:アドヴァンテージ創業から16年になると思いますが、順風満帆に現在まで成長してこられたのでしょうか。
もちろん順風満帆ではなかったですね。
創業時は、前身の会社から事業を引き継ぐ形でスタートしましたので、初年度から1億2千万ほどの売り上げがありました。
年々成長していき、リーマンショック前には売上3億6千万ほどに成長しておりました。
ただ、リーマンショックにより支援をしていた派遣会社からのお仕事はぱたりと途絶え、当時の売り上げは4000万ほどまで落ち込みました。
33名いた社員やパートも私含めて3人になり、潰れる寸前でした。
社員は転籍や知り合いの会社が引き受けてくれたり、自発的な転職もありましたがとてもつらかったです。
リーマンショックにより求人の売り上げがゼロに!
実はこの時、求人の売り上げはゼロになっていたんです。
求職者を集めるノウハウはありましたので、それを使って専門学校や資格スクールの生徒を集める支援をして何とか売り上げを立てていました。
会社を存続させるため私の給料は2年間ゼロにして何とか続けることができました。
2011年ごろまではそのような状態で、採用支援を再開したのは2012年からですね。
金山:リーマンショックによる影響がそこまで大きかったんですね。
それでも乗り越えてこれたのは、何か特別なものがあったのでしょうか。
訪問販売の経験がその時の自分を支えていた
そうですね。
身近に会社をつぶして自己破産した人たちもいましたし、そういった人たちの影響もありましたね。
自己破産しても生きていけるじゃないですか。
それと、訪問販売している時が人生で一番大変だったので、その経験が大きいですね。
起業して会社はじめても日曜日休めるじゃないですか。
当時は365日訪問販売していましたので、お正月にもピンポンって行ってましたよ。(笑)
余談ですが、お正月に訪問販売に行くと普段会えない有名人の方に会えたりするんですよ。
それに、修行の一環で色んな事やりましたしね。
冬の海に飛び込んだり、滝行したり、あの当時本当に色々と経験させて頂きました。
自分自身で制限を設けないという意味でリミッターは外れましたね。
金山:若い頃必死で頑張った訪問販売の経験があったからこそ乗り越えてこれた試練だったんですね。
まだまだ話しを伺いたいのですが、次週は今後の展望と共に会社・組織を発展させる上で大切にしていることについてお話を聞かせてください。
会社情報
会社名:株式会社アドヴァンテージ
本社:神奈川県横浜市港北区新横浜2-5-19 アプリ新横浜ビル6F
事業内容:・自社採用サイトで人材を採用する「ちょくルート事業」
・「ちょくルート」のパートナーシステムの全国展開
・「新規事業」開発支援事業