「経団連」が発表した、大手企業のこの冬の平均ボーナスですが、およそ「91万円」だったようです。
「東京プライム」に上場しているのは「1600社以上」ですが、こちらのデータは「163社」の従業員およそ「83万4000人」に対しての集計データとのこと。
「90万円台」となったのは、2019年以来「4年ぶり」で、現在の集計方法にした1981年以降、「3番目に高い水準」となっているようです。
昨年との比較では「1.37%アップ」となり、2年連続で「前年プラス」となっていることから、市場では「景気回復」を見込んだポジティブな声が大きいようにも感じます。
しかし、一方では、
・この統計は意味が無い
・非正規雇用が増え過ぎており、2022年時点での非正規雇用労働者の割合は38.3%まで増えているのだから、、
・非正規雇用者はボーナスが無いことも多いので、待遇改善が求められる
・90万円程度で「高額ボーナス」などと言われるほどに、日本経済は落ちてしまっている、、
などの声も上がっています。
個人的には、年末に出会った友人が話していたことが響いておりますが、
彼曰く、
「ウチは、従業員20名程度の零細企業で、冬のボーナスは20万円だったけど、コロナで廃業寸前から立て直せたのこともあって、大きな達成感があったよ。一人一人が会社を背負ってる意識で頑張ったにもかかわらず、平均データには全く届かないんだなとも思うけど、胸を張れる20万円だよ。本当にみんなで頑張った。夏はもっと貰えるように頑張るよ」
とのこと。
みなさま、良いお年を!