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星 寿美

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第137回 リーダーこそ!怒りを抑えてはいけない

2023/12/11

「怒りを感じても、前よりは抑えられるようになりました」とおっしゃる経営者の方々に、今までたくさんお会いしてきました。

みなさん、怒りを課題と捉え、克服しようと努力されていていました。
また仕事柄、怒りを抑えようともがいているリーダーたちとも深く関わってきました。

このように、現代社会は『怒り』という感情を抑え、コントロールしましょう!という考え方が主流です。
しかし、果たして『怒りを抑える方法』で問題は根本解決できているのでしょうか?

怒りは良くない感情だ!抑えた方がうまくいく!と信じて賢明に努力されている方々に『怒りの感情を大切にする方法』をお伝えすることで、解決してきました。

どんな事例でも、経営者やリーダーが『自分の感情をコントロールしようとする』から問題を難しくさせています。
感情のコントロールは歪みを生みます。

なぜなら、コントロールやマネジメントすること自体が、自分の想いと対立関係になるからです。
感情をありのまま受け入れて、大切にすることで、自分自身(想い)と感情が一致します。

そして、どんな立場、どんな人でも『自分との関係が人との関係に現れる』ものです。
だから感情を大切に扱って、自分との関係をよくすることが大切です。

感情を大切にすることは、自分自身を大切にすることです。
怒りという感情から自分が本当に大切にしている価値観を言語化し、その言語化できたものを伝えることで、他人とも『信頼関係』が築けます。

にもかかわらず、我々は、誰もこのことを習ってきていません。
小学校・中学校・高校・大学・親からも社会からも学んでいません。
なぜなら、今までの時代は「専門性を高め、言うことをよく聞く人材」が学校でも企業でも求める、理想の人材で、理想の型を学ぶような教育が主流だったからです。
けれども、これからの時代は『理想の答え』が一つではありません。

現代社会は何が起こるか予想できない不安定な時代です。
さらに多種多様な価値観の多い時代です。
だから教育そのものを変えないといけません。
社員一人一人が自分自身を活かし、答えを自ら見つけ、相乗効果で成果を創造する組織にしていく時代なのです。

そのためには、まず影響力のある経営者・リーダーが『自分を生き、自分自身との関係を良くし(言動一致するということ)ありのままである』その結果、尊敬され感謝が生まれる、いい関係が築かれていきます。

それは『感情のコントロール』を手放せば簡単なことを実感できるでしょう。
よく言われている傾聴や、感情をマネジメントする方法などとは全く違い、もっとシンプルかつ具体的手法です。

「つい怒りを感じてしまう」「前よりは抑えられるようにはなったけれど、でも・・・」「部下に話が伝わらない」「どうしたら組織として成果が出せるのか?」などと感じているなら、バックナンバーで書いている方法をぜひ試してみてください。

第74回 解決思考型『感情の扱い方』(知識編)
https://www.hachidorinohane.jp/blog/detail.php?id=912

第75回 解決思考型『感情の扱い方』(実践編)
https://www.hachidorinohane.jp/blog/detail.php?id=921

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