前回に続き、「どうやってゼロから人事部を立ち上げたのか?」の第二弾『サバイバルな配属決め』について、書いていきます。
私が、前の会社に入社してから1年4ヶ月が過ぎるころ、社長より「『人材採用』『人材育成』『風土づくり』を主な業務とする部署を立ち上げろ」と言い渡されました。
そして、社長からは、「部署名は、自分で決めろ」と言われたので、他の部署と違った風変わりな名前をつけようと思い、「ヒューマンサポート部」と名付けました。
新しい部署の立ち上げを一人でスタートいたしました。
はっきり言って、その時点では、何をどう手をつけていいかは、よく分かっていませんでした。
でもやるしかありませんでした。
ちょうど、新卒第一期生のメンバーが入社することもあり、新入社員の研修から関わることになりました。
そして、新卒第一期生の配属を決めるのに、どうしたら良いかを考えることになりました。
新卒第一期生ということもあり、普通に配属するのも面白くないと思い、ひとつのアイデアが浮かびました。
それは、部署長が部署についてのプレゼンを行い、そのプレゼンを聴いた新卒第一期生が、働きたい部署を投票して、配属を決めるというものでした。
このアイデアを採用してもらい、新卒第一期生の配属決めを部署長プレゼンで行うことになりました。
この部署長プレゼンは、部署長が自らプレゼンを行い、新卒第一期生に部署長としての力を見せるというサバイバルな配属決めでした。
部署長にとっては、自分自身のプレゼン能力をはかることができるわけです。
私も、部署の代表として、プレゼンを行いました。
私は、どうしても1人新卒第一期生を配属してもらいたかったので、プレゼンの周到な準備を行いました。
プレゼンの内容は、新卒社員でも分かるレベルにして、熱く語りました。
また、インパクトをつけるためにサッカーのユニフォームで登場したりもしました。
配属されたい部署とマッチングする新卒第一期生もいれば、マッチングしなかった新卒第一期生もいました。
幸いに、私は、インパクト勝ちだったのか、上手くマッチングいたしました。
その配属された新卒第一期生の部下と二人三脚で、本格的にゼロから人事部を立ち上げることになりました。
◆次回へ続く!