HACHIDORI NO HANE(ハチドリのはね)HPトップ

豊岡 厚惠

ホーム > 豊岡 厚惠 > 記事一覧 > 第67回 「社員部下はどうして自ら動かない!?」

第67回 「社員部下はどうして自ら動かない!?」

2023/09/27

さて、そもそも、どうして
「指示待ち部下」が生まれるのでしょうか。


これまで20年以上様々な企業で研修をさせていただき
多くの経営者さん、管理職の皆さんからお話しを伺ってきたのですが

その多くは
言われた事しかしない 指示待ち
相手の立場に立てない
こちらの出す指示の意図が伝わらない
自分で考えずに聞いてくる
報連相ができない
何を考えているかがわからない

と言うことでした。


一方、社員さんの研修をしていく中で
「社員さんの思いも」聞けてきました。

社員さんたちは

どうせ「勝手に進めるな」と怒られるから、指示を待っている
指示だけ出して、その目的を教えてくれない
やっても認めてもらえていないし、期待もされていない
質問すると嫌な顔をされるからしないでいると「なぜ質問しないんだ!」と怒る
いつも忙しそうでイライラされているから話しかけづらい
何を期待されているのかがわからない


いかがでしょうか。 経営者、上司の思いとは裏腹に、
 
大きな「ずれ」が
ありますよね〜。

では、そもそも部下はなぜ
「指示待ち」になったり、自ら動かなくなってしまうのでしょうか。

 
先ほど、
相談したくても 上司が忙しそうで「相談できにくい」
と部下は思っていると言うことでしたよね。


そんな中、【部下】は
上司に相談できないまま わからないまま仕事を進めてしまって
上司の意図しない結果になったとします。


そうすると【上司】は
「なんで勝手にするんだ!わからないなら聞いてこい」と
不機嫌になって、イライラが伝わります。

【部下】は内心
(相談しようと思ったさ、でも相談できないからなのに…)
と思いつつ、そんな気持ちをわかってもらえないことから
モチベーションも下がっていきます。

そのうち、
自分で考えて仕事を進める「気」がなくなると言うことなんですね。
 
すると、
その気持ちに気づかない
【上司】は内心、
(なんでコイツは仕事ができないんだ!)
と思って、もちろん口では言わなくても、その思いは十分部下に伝わります。
 
すると部下のモチベーションはますます下がり・・・
負のスパイラルに陥ってしまうんです。


ですので、
部下は、
「動かない」のではなく
 
「動けなくなっている」ということなんです。



いかがでしょうか。
何か、思い当たることはありましたか?^^




上司も忙しいし時間がないのが現状です。
ですので、

「ここに電話しといて」、「これはこうして こうしておいて」、などと
具体的な「やり方」を指示して、目的を伝えていなかったりするんですよね。


言った通りにしないと上司は不機嫌になるから
部下は言われた通りにするのです。

そうすると、

そのうち部下は「自分で考えることをしなくなり」、
自分で判断もできなくなってしまうということなんです。

そして
自分から意見を言わなくなり、
いつも指示が出るのを待っているだけになってしまう


と言うことなんですね。


「うちの会社の社員、部下は、指示待ちなんですよね〜」
「今の若いスタッフは言われないと動かない」

というのは、


実は、知らず知らずのうちに
「指示待ちの人材を自ら育成してきたかもしれない」

ということなんです。



じゃ〜、一体どうすれば良いと言うのでしょうか。



指示待ち部下にしないための方法。
この続きは次回お伝えいたしますね。

どうぞ楽しみになさってください。


今回も最後までお読みくださりありがとうございました。


https://profu.link/u/officetoyooka

よろしければ公式LINEにもご登録ください
https://lin.ee/SaJJbDP