シリーズでお伝えしています『自走組織の作り方』ですが、どうして私がこの35年間ずっとやり続けているのか、主な理由は2つあります。
今日は一つ目の理由を書いてみます。
私は、貧困家庭に生まれ、大人になるまでずっと風呂なしボロアパートで暮らしていました。
夜トイレに起きると床や壁にいるゴキブリが、さ〜っと移動する、そんな劣悪な環境でした。
さらに、親から全否定されて育ちました。
父と母は怒鳴りあって、母は発狂して裸足で家を飛び出すことも日常茶飯事。
いつもビクビクして大人の顔色を伺っていました。
だから、自尊心がとても低い子供でした。
母は対人恐怖症で近所付き合いがなく、友達も1人もいない・・・
閉ざされた世界の中で普通のコミュニケーションが学べず・・・
大人になって、人間関係構築にとっても苦労しました。
人が怖いし、自信がない人間だったんです。
でも、社会に出て、様々な経験やチャレンジを通じて自尊心が育ち、自分を生きる!という喜びに目覚めました。
特に、息子が生まれて、息子と暮らす中で、ありのまま生きることができはじめたんです。
正規産では967gで生まれた息子は、しばらく保育器の中にいました。
ちゃんと育つのか?いつまで保育器なのか、先が見えない不安の中、保育器の中で目を開けた・・・その息子の瞳があまりにも綺麗で!!!
あぁ、この子がみている!
私は私らしく生きよう!
この子はなんでもお見通し。
どんなに笑顔で取り繕ってもバレてしまう!
そう思って、自分らしく生きることを決めたんです。
保育器の中にいる時から息子に教育されて、今のノーテンキな私の出来上がり!
そして、
問題社員の多くは、ただ昔の私のように自尊心が、何かの理由で育っていないだけだと、心から思えるんです。
『自尊心さえ育てば、活躍する人材になる!』
それは外側からのコントロールでは難しい。
だから、この自尊心が育つ関わりを伝えたい!!!
ちなみに、社名のプラウドフォスターというのは、自尊心を育てる、と言う造語です。
私自身が、とても自尊心が低く、人の顔色ばかり見て、自分の心を殺し続けてきた。
そして、自分を生きる喜びに目覚めると、自分の感性を生かして仕事ができるようになり、感謝が循環する仕事が生まれるようになった!
だから、自尊心が結果的に育って、自走して成果が出る関わりを広めることこそ、私の天職だと感じているのです。
それが、私が、公私ともに35年以上、ずっとこの仕事をやり続けている理由の一つです。