HACHIDORI NO HANE(ハチドリのはね)HPトップ

星 寿美

ホーム > 星 寿美 > 記事一覧 > 第107回 小さな会社の自走組織の作り方7:どうして自走組織育成の仕事をやり続けているのか<理由その1>

第107回 小さな会社の自走組織の作り方7:どうして自走組織育成の仕事をやり続けているのか<理由その1>

2023/05/08

シリーズでお伝えしています『自走組織の作り方』ですが、どうして私がこの35年間ずっとやり続けているのか、主な理由は2つあります。

今日は一つ目の理由を書いてみます。

私は、貧困家庭に生まれ、大人になるまでずっと風呂なしボロアパートで暮らしていました。
夜トイレに起きると床や壁にいるゴキブリが、さ〜っと移動する、そんな劣悪な環境でした。

さらに、親から全否定されて育ちました。
父と母は怒鳴りあって、母は発狂して裸足で家を飛び出すことも日常茶飯事。
いつもビクビクして大人の顔色を伺っていました。

だから、自尊心がとても低い子供でした。

母は対人恐怖症で近所付き合いがなく、友達も1人もいない・・・
閉ざされた世界の中で普通のコミュニケーションが学べず・・・

大人になって、人間関係構築にとっても苦労しました。
人が怖いし、自信がない人間だったんです。

でも、社会に出て、様々な経験やチャレンジを通じて自尊心が育ち、自分を生きる!という喜びに目覚めました。

特に、息子が生まれて、息子と暮らす中で、ありのまま生きることができはじめたんです。
正規産では967gで生まれた息子は、しばらく保育器の中にいました。
ちゃんと育つのか?いつまで保育器なのか、先が見えない不安の中、保育器の中で目を開けた・・・その息子の瞳があまりにも綺麗で!!!

あぁ、この子がみている!
私は私らしく生きよう!

この子はなんでもお見通し。
どんなに笑顔で取り繕ってもバレてしまう!

そう思って、自分らしく生きることを決めたんです。
保育器の中にいる時から息子に教育されて、今のノーテンキな私の出来上がり!

そして、
問題社員の多くは、ただ昔の私のように自尊心が、何かの理由で育っていないだけだと、心から思えるんです。

『自尊心さえ育てば、活躍する人材になる!』

それは外側からのコントロールでは難しい。
だから、この自尊心が育つ関わりを伝えたい!!!

ちなみに、社名のプラウドフォスターというのは、自尊心を育てる、と言う造語です。

私自身が、とても自尊心が低く、人の顔色ばかり見て、自分の心を殺し続けてきた。
そして、自分を生きる喜びに目覚めると、自分の感性を生かして仕事ができるようになり、感謝が循環する仕事が生まれるようになった!

だから、自尊心が結果的に育って、自走して成果が出る関わりを広めることこそ、私の天職だと感じているのです。
それが、私が、公私ともに35年以上、ずっとこの仕事をやり続けている理由の一つです。