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高松 秀樹

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第16回:人物を輩出する組織風土

2021/04/03

新年度を迎えた4月1日。多くの大手企業で「入社式」が行われました。

コロナ禍の昨年度は「中止やオンライン開催」が相次ぎましたが、今年度は「同期との一体感を強く感じてほしい」との思いから「リアル開催」を選択する会社が多くありました。

なかでも「伊藤忠商事」では、本社エントランスにレッドカーペットを敷き「300本の満開の桜」を設営し、大きな拍手で120人の新人たちを出迎える「サプライズ企画」で、歓迎したようです。

同社トップの石井社長にとっても新社長としてスタートする記念すべき一日を、若い新たな力と共に華やかに飾ったのです。

そんな石井社長ですが、実は、早大学院2年時の1978年に「ラグビー全国大会/花園」に出場しているラガーマンとしても知られているのですが、当時のラグビー部が凄いのです。

3年生の主将は「東京海上日動」の寺林元常務。副主将は、「TBSホールディングス」の佐々木社長。

そして、石井社長の世代の主将は、「三越伊勢丹」の竹内副社長。

さらには、同期に「味の素」の本山常務もいるのです。

ひとつの学校の、それも同じ部活から、名だたる企業のリーダーとなる方々が輩出されているのですから驚きです!

自由闊達な校風で、「個性を活かすこと」や、「自己責任を持つこと」が大切にされ、「一人ひとりを尊重/信頼するカルチャー」があったようで、制服もなく、髪型も自由だったとのことです。

人物を輩出する組織風土には、「自由・信頼・個性・尊重・自己責任」などのキーワードが存在するようですね。