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金山 正明

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第116回 この人に聞く!~人・組織が羽ばたく時~

2023/03/26

株式会社MONET 代表取締役 前野 泰章様(其の4)

今回の対談は、株式会社MONET代表取締役 前野 泰章様にご協力頂きました。
株式会社MONET様は、創業からITセキュリティを中心としたビジネスを展開されており、現在は「人生のセキュリティ」として、終活支援データサービス「まもーれe」を展開されております。
今回は最後の結びとして、私が今回の対談から得た学びと気づき、そして人、組織の育成に活かすためのポイントをお届けします。

今回対談の中で一番印象に残ったのは、人は物事をリアルに感じることができなければ動かないということです。

将来起こりうるものに対する危機感

終活という言葉を聞いたときに人はどのような反応をするだろうか。

まだ俺は大丈夫。
私には無関係。
おそらく大半の方がそう思うのではないでしょうか。
はじめて前野さんとお会いしお話しを伺ったときに、私もあまりピンとこなかったのが正直なところです。

今は無縁に感じるかもしれませんが、「いつかはやらなきゃいけない」と認識しているはずです。
人って不思議ですよね。私も思い当たるところがありますが、「いつかやろう」と思っていることや、「このままじゃいけない」と思っていることでも、なかなか行動に移せない。
将来起こりうるものに対する危機感ってよほどのことがない限りあまりリアルに感じることは少ないのかもしれません。

例えば、世の中ダイエットに関心のある人は多いと思いますが、長期的に成功している人は少ないのではないでしょうか。
中年になって代謝が落ちて体型が気になってこのままじゃまずいなと認識はしていても切迫した状況でない限りすぐに行動する人は少ないでしょう。

人生を変えるきっかけ

人が行動を変えるには、きっかけが必要なのだと思います。

前野さんの場合、大病を患って大変な思いをされて、ただ何とか無事に帰ってこられたということでその時の思いを込めて今のサービスを提供されています。
大病を患って生還したという体験がその後の行動を変えたのだと思います。

大きな変化も小さな変化も何らかのきっかけがあります。
今まで30人以上の経営者の方々と対談をしてきましたが、やはり人生の転機には必ずきっかけがあります。病気、仲間の裏切り、リーマンショックによる業績悪化など人によってきっかけは様々ですが、辛い体験や失敗した体験が人生を変えるきっかけになるケースが多いように感じます。
切迫した状態で追い込まれて、本当の危機感を覚えたとき人は変化を起こすのかもしれません。

「百聞は一見に如かず」実体験から学び、それを活かす大切さ

皆さん一度は「〇〇体験」というものを経験したことがあるのではないでしょうか。
キッザニアのような職業体験のできる施設や野外で学ぶ自然体験など、世の中には色んな体験を提供するワークショップや施設があります。
今では「死」を疑似体験するワークショップなんてものもあるようです。

昔から「百聞は一見に如かず」と言いますが、いくら人から聞かされようが、実際に自分の目で見る等体験して事実を知るという方法には及ばないですよね。
アインシュタインは、「何かを学ぶためには、自分で体験する以上にいい方法はない」という言葉を残したそうです。
近年コロナ禍で行動を制限されていたこともあり、リアルに体験することよりも、インターネットを介して体験する(触れる)ことの方が増えたように感じます。
そんな環境だからこそ、意識的にリアルの体験を求め学ぶ必要があるのかもしれません。

今週は株式会社MONET代表取締役 前野 泰章様との対談から得た学びと気づき、そして人、組織の育成に活かすためのポイントをお届けしました。
ご協力いただきました前野 泰章様には感謝申し上げます。
これからの益々のご発展をお祈り申し上げます。

会社情報

事業所名:株式会社MONET
所在地:千葉県千葉市稲毛区園生町849-3
HP:https://www.monetz.com/index.html
事業内容:
・ソフトウェアの販売
・システム提案
・コンサルティングサービス
サービス:終活支援データサービス「まもーれe」
サービスURL:https://www.mamowle.com/