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高松 秀樹

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第117回:地図に残る仕事?

2023/03/18

大手ゼネコン「大成建設」が、札幌市に建設中の地上26階、地下2階の複合高層ビルにて、「施工不良」と「虚偽報告」が発覚しました。

鉄骨の組み立てに際して、品質基準を満たしていないところが複数見つかったほか、事業主である「NTT都市開発」に対し、鉄骨の組み立ての精度について「虚偽の数値」を報告していたことも明らかになりました。

すでに、地上15階まで組まれていた鉄骨などは全て撤去され、工事は、“やり直し”となる前代未聞の異常事態、、

大成建設によれば、責任をとるかたちで2名の役員が辞任するものの、要因は担当の社員が、施工不良を上司・職場に報告していなかっただけとのことで、会社組織的な関与、不正はないとしています。

また、同社が関わる他のビル建設で、同様の施工不良もないと説明しているようです。。

今回の異常事態については、建設に明るい事業主だから、不正を発見できたのでしょう。

webでも

・事業主に見抜く力がなければ、そのまま竣工させるつもりだっただろう

・実際に、過去にそんな不正建設なんて山ほどあるんだろうな

・スーパーゼネコンって、「そこに任せれば安心!」と言う意味も含んでの「スーパー」かと思っていたけど。。

・「新たな価値の挑戦」や「地図に残る仕事」などを掲げているけど、上っ面だけやな。きれいごとを言っているだけや

などなど、批判批難の声が鳴り止みません。

売上拡大、組織成長ばかりを求め続けてきた背景があるのでしょうか、、これ以上受けたら「仕事の質が悪くなる」と、どんなに仕事を頼まれても、頑なに断った、というような職人気質なんてのは、今や昔の話なのでしょうか、、

失った信用・信頼はもとには戻らないでしょうね。。