第99回 違和感(もやもや)が自分の道を創る!
2023/03/13
今、私は本当に自分の感性を活かし『やりがい』を感じながら仕事していると感じています。
天職に生きている実感があります。では、どうやって天職に出会えたのでしょうか?
人生を振り返ると、まさに『違和感(もやもや)が自分の道を創ってきた!』と思えます。
でも、現代の社会は違和感を覚えてもそれを出すことはタブーだし、協調してうまくやっていくためには、そのような感情は抑えた方が楽だと感じることもあるでしょう。
それに、私たちは、誰も違和感(もやもや)や怒り・嫉妬というような『マイナス感情』を大切にする方法を教わってきていません。
それどころか「そんなことで怒るのは良くない」「そんなことで嫉妬するのは心が狭い」などと、自分で、自分の感情を否定しています。
感情こそが生きている証
喜怒哀楽、色々な感情、その感情こそが生きている証だと私は実感しています。
だから、自分の内側から起こった感情は、どんな感情であれ大切にして欲しいのです。
それに、違和感・怒り・嫉妬などの『マイナス感情』は、その奥に『自分が本当に大切にしている想いや価値観』を言語化できるアンテナです。
なぜなら、本当に大切にしている想いや価値観・アイデンティティなどが、蔑ろ(ないがしろ)にされたり、脅かされたりした時に起こる感情だから。
だから、マイナス感情を大切に扱って自己対話を深めることで、自分が明確になり、自分自身とも仲良くなれて、自分の道に進んでいけます。
例えば、
私は20代の頃、学童保育の先生をしていました。
その頃「ルールだから、ちゃんと子どもたちに守らせてください!」と言われて、自分が『こんなルール、なんのためにあるのかわからないよ。
聞いてもルールだからって、そんなの納得できないよ』と思うルールを子どもに強制することができませんでした。
そう、小さな違和感を覚えたんです。
その違和感を大切にして、子どもたちに言うことを聞かせる代わりに、子どもたちと話し合い、一緒にルールを作りました。
そんな自分の中の違和感を大切にすることで、自分のスタイルが出来上がっていきます。
これはほんの例え話ではありますが、他にもたくさんあります。
感情を表現することと、大切にすることの違い
もちろん、怒りを覚えて、その感情のまま怒鳴り散らしていいのか?というとそうではありません。
怒りのまま、怒りを表現することと、怒りを大切にすることは全くの別物です。
怒りを怒りのまま表に出すとき、怒りを大切にできておらず、怒りに振り回されている状態なのです。
かといって『怒りを感じたら6秒待て!』とか、そういうことでもないんですよ。
怒りを感じたら「あぁ、今、めっちゃ怒ってるなぁ」って、そのまんま、ありのまま受け入れるってことです。
まず、それができた瞬間に、振り回されておらず、客観視点にいるんです。
「私、今、すっごい怒ってる!もうめちゃくちゃイラつく!」と、ありのまま受け入れること。
とことん感じきることです。
違和感も同じです。
「今、すっげ〜もやもやしてる」
ってちゃんと感じてあげることがまず第一歩です。
そこから、
どうして怒り(違和感)を感じたのかなぁ?
その時、本当はどうしたかったのかなぁ?
と、とことん自己対話を深めていきましょう。
マイナス感情こそ、キラキラ輝く自分の種に気づける宝なのだと私は心から実感しています。
そうして喜怒哀楽、自分の中から沸き起こる感情を大切にしながら『自分の選択』をし続けることで、振り返ると自分の道ができているのだと私は思うのです。
もやもややさん
私は、さまざまな中小企業に入って自走組織に育成するお仕事や、学校への出前授業などもやらせていただいています。
どんな仕事をしているにせよ、結局は『マイナス感情をありのままに受容し、対話し、問題を解決している』ということをしています。
こじれた人間関係を解決するもの、組織のいい風土を作るのも、セミナーをするのも、友達の相談に乗るのも、何もかも『マイナス感情をありのままに受容し、対話し、問題を解決している』ということをしています。
枝葉(表に見える仕事)がなんであれ、根っこ(関わり方)は同じなのです。
では、この『やり方』をどこかで教わったのか?というとそうではありません。
幼少期からの過酷な人間関係を繰り返す中で、観察と試行錯誤の中、生まれ、今も進化し続けているんです。
やり方を教わってその通りにしてうまくいくほど、人間関係は単純ではありません。
でも、どんな多様な複雑な関係も「ありのままを受け入れる」「ありのままで対話を深める」ことで、本質的に解決できます。
そんな私を見て、大好きな友人が肩書きを決めてくれました。
それが『もやもややさん』
もやもやを扱って、その人らしい道にすすむことや抱えている問題を根本解決するから。
それを35年もずっとしています。
これからも・・・。
そんな私の在り方を象徴する肩書きが決まって嬉しいですし、これからも役割を全うします!
違和感(もやもや)が自分の道を創る!あなたの場合はどうですか?
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