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星 寿美

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第95回 マイナスの連鎖は自分の代で断ち切れる

2023/02/13

虐待やDVなど幼少期の体験が、大人になってから影響することは非常に多いです。
私自身も、親から全否定されていたり、貧困かつ殺伐とした環境でした。
いじめも酷かったし、大人になって結婚した相手もDV・・・

このようなマイナスの体験は連鎖してしまう恐れがあります。

そして、マイナスの連鎖は自分の代で断ち切ることができます。
実際に私も、そして周りの、多くの友人たちも、見事にマイナスの連鎖を断ち切り、幸せに生きています。

では、断ち切れる人とそうじゃない人、何が違うのでしょうね?
また、どうやって断ち切れたのでしょうか?
改めて考察してみたいと思います。

マイナスはどうしても連鎖してしまう!

私は子どもに対して『親と同じようなことはしない!』と強く心に誓いました。
でも・・・実は・・・今だから告白しますが、息子が小さい時に、いつまでもグチグチと自分の鬱憤をぶつけてしまったことがあります。

その場面は、今でも思い出すと胸が痛みます。
小さな息子は目に涙を溜めながらも、私の顔をみて、しっかりお話を聞いてくれていました。
その時の小さな息子の顔(表情)を思い出すと、もう本当に胸がチクチクと痛むのです。

また、人間関係のパターンもありました。
幼い頃から父が怒鳴り、母が発狂したようになって家を飛び出す・・・これが日常茶飯事でした。
そんなみっともないこと、私は絶対にしない!と心に誓っていたのに・・・

実際は、似たような男性と付き合っては、似たようなことを繰り返していたんです。
もう時効ですので、白状してしまいました(笑)

今の私からは1ミリも想像できないと、きっと誰もが思うでしょう。
でも、確実に私もマイナスの連鎖を繰り返していたのです。

そう。
幼少期からのマイナスなこと、しかも日常的に繰り返し何年もされてきたことは、どんなに『私は違う!』『私はしない!』と強く誓っても、そんな意思とは関係なく繰り返してしまうのです!!

では、そんな連鎖に苦しむ人の中で、マイナス連鎖を断ち切れる人とそうじゃない人がいます。
その違いってなんなんでしょうね?

マイナス連鎖を断ち切れる人とそうじゃない人の違い

断言しますが、私の場合は、子どもがいなければ、断ち切れなかったと思います。
1人ではきっと難しかったと思うのです。

前述した・・・
小さな息子は目に涙を溜めながらも、私の顔をみて、しっかりお話を聞いてくれていました・・・
この時の息子の顔を思い出すたびに、胸が張り裂けそうに痛くなります。

息子自身は、もう全く覚えていないし、日常ではなく、ある時点での出来事に過ぎません。

だから、この時の胸の痛みは、息子に対してではなく『自分の幼少期と息子が重なったことで起こった』のだと、今だからこそ、わかります。その時はわかりませんでしたが。

心の奥の深い傷、それらのことを、す〜っかり忘れて生活できている私の、深い深い部分を思い出させてくれる存在が子どもでした。

そう、あの息子の表情は、私自身だったんです。
私は、私自身に胸を痛めていたのだと思うんです。息子を通じて。

例えば、このように、子どもとの関わり合いの中で、自分と向き合う機会にできると、自分と繋がり直せます。

でも、子どもを通じて、自分と向き合うのではなく、子どもを自分が思うようにコントロールしようとしてしまうと、マイナスの連鎖は・・・

そう、どんなに『同じことはしない!』と誓っても、繰り返してしまうのでしょう。

もちろん、相手は子どもじゃなくてもいいんです。
子どもが一番、影響力があるので、わかりやすいのですが、恋人や友達でも同じです。

他者との関わり合いの中で、マイナス感情が出てきた時に、自分と向き合い、自分を深める機会にするのか、または、ただ相手にイラついて、相手のせいにするか?

その違いは大きいのではないか?と体験から私は実感しています。

マイナス連鎖は、どうやって断ち切ったのか?

どんなに『しない!』『したくない!』と心に誓っても、繰り返して自己嫌悪になる、ということを何度も繰り返してしまうのがマイナス連鎖というものです。

そんな厄介な、自分の意思ではどうしようもないバケモノ、マイナス連鎖をどうやって断ち切ったのでしょうか?

一言で言えば『心から幸せを感じられるようになったから』ということです。
ただ、幸せを感じられるようになったから断ち切れたのか、自分と繋がれたから幸せを感じるようになったのか?まるで『ニワトリと卵』なのですが・・・

でも、少なくても「私はもう絶対に、2度とマイナスの連鎖を繰り返さない!私の代で止めることができる!」と自分自身にまずは誓いましょう。

でも、それだけだと繰り返して自己嫌悪という地獄です。
だから、その強い誓いと同時に『自分の感情を大切にする!』ことも自分と約束しましょう。

例えば、何かに対してイライラしたら・・・

「あ、今、すごくイライラしてる!」と、自分の感情を、ただありのまま受け入れてあげること。

こんなことでイライラしちゃいけない!とか。
マイナス連鎖を繰り返さない!などと、

感情をないがしろにするようなことをしてはいけません。

イライラすることは、悪いことではなく、何かしらの理由があって自然発生するもの。
意識の力でねじ伏せてはダメなんです。

「あ、今、すごくイライラしてる!」と認識することができれば・・・

例えば、子どもに対しても・・・
「今、お母さん、すごくイライラしてるんだ〜。でも、どうしてイライラするのか、それがわからないの。あなたのせいじゃなくて、お母さんの内面の問題だから、ちょっと時間ちょうだいね。」
って言える。

自分のイライラする感情を、ちゃんと尊重してあげること、これがまずは第1歩です。 

実は『感情こそ、生きている実感』なんですよね!
だから、自分の中から沸き起こる感情は、それがプラスであれ、マイナスであれ、尊重して欲しいのです。

そうやって自分の感情を大切にして、自分と仲良しになる。自分との関係が良くなれば、ふと気づくと、結果的にマイナスの連鎖は断ち切れています。

なぜなら、怒りに任せて怒鳴りたいと思っている人はいないし、相手を傷つけたくてやっている人はいないから!

必ず理由があるんです。
そう、例えば幼少期から日常的にされてきた言動に深く傷ついている・・・などの。

その理由に、自分が気付いてあげる。
自分が労ってあげる。
自分が自分の感情の一番の理解者になる・・・ことで、結果的に自分との関係がよくなる。
自分との関係が良くなれば、自分が望む在り方であろうとし始めます。
だから自分を好きな自分でいようと・・・無意識レベルで変化します。

マイナス体験はあった方が良い

親からの虐待やDV、クラスメイトからのいじめなど、このような体験は、大人になって人生に大きな影響をもたらす場合が多いです。

でも、このような体験をしたほうが人生が豊かだなぁってしみじみ感じています。
渦中が辛ければ辛いほど・・・
『今が幸せ』と思える時に、本当に幸せを感じることができます。

そして『あの頃の体験が今の自分を作っているのだ!』と心から思えます。

渦中は本当に大変です。
でも、だからこそ晩年の幸福感は大きい!
とてつもなく素敵な人生のプレゼントです。

そして『親や環境のせい』にしている限り、渦中のまま止まってしまいます。
どんなに月日が経っても渦中のまま・・・それこそ地獄です。
そこから誰もが抜け出すことができます。

誰のなんのせいにもせずに、ただ「自分がどうありたいのか?」を問い続けながら『自分の感情を大切に生きる』ことで・・・

だいぶ主観的な記事になってしまいましたが、あなたはどう感じたでしょうか?
感想送っていただけたら嬉しいです。


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