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高松 秀樹

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第102回:採用環境の変化

2022/11/26

来春の卒業予定で就職を希望する大学生の10月1日時点での内定率が、1996年の調査開始以降4番目に高い、前年同期比2.9ポイント増の74.1%だったようです。

「企業の採用意欲が高まり、新型コロナが求人に与える影響が少し落ち着いてきたようだ」と厚労省は伝えています。
そんな中、巨大なグローバル企業である「NTT」は「ドコモ」などの「グループ主要企業」の「初任給引上げ」を発表しました。
2023年4月に大卒は14%、「約3万円強」引上げ、「25万円」に。さらには「高い専門性」を持っていると判断された場合には、「27.2万」の支給となるようです。
これは、「上限」ではなく、あくまで「ベース」であって、もっと引き上げてでも「採用したい人材」については、各社の裁量に任せるとの方針も決定されているとのこと。
これに合わせるように「NTTグループ」は来春から「昇級・昇格」の「年次・年数要件」を「廃止」し、「専門性が評価に反映」される、「新人事給与制度」も導入するようです。

これまで、グーグルやアマゾンなどの巨大IT企業に流れてしまっていた「国内外の優秀な人材」の獲得を本気で目指すことになりますが、人の流れが大きく変わってきそうですね。