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益田 和久

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第88回 気分転換

2022/11/10

先日、お客様が保有する熱海のリゾートマンションで、人事教育の戦略会議を泊まりがけで行いました。
合宿研修というとかっこいいですが、先方役員が人事スタッフの方への慰安や慰労を兼ねた旅行の意味もありました。

海景色が一望できるマンションの1Fに大浴場(温泉)付き。
3LDKを間仕切りを少なくしたオープンスペース式にリフォームしてあり、気分はまさにリゾート。
とても戦略会議をする気分にはなれませんでしたが(笑)合宿形式なので、夜は時間を気にすることなく、いろいろと語り合うことができました。

いつもは役員のサポートに徹している先方スタッフさんも、案件に対するご自身の主張や見解もお話しくださり、本音ベースでの話しをすることができました。
例え1日でも寝食をともにすると同胞意識みたいなものが生まれますよね。
コロナ禍の影響で、この数年は合宿形式の研修も少なくなりましたが、テーマを問わず、気の合う人や同じ目標に向かっている人と夜な夜な語り合うような機会は必要だと改めて感じました。

熱海のリゾートマンションという、思考や気分を切り替えるには絶好の場所だったというのもよかったと思います。
オフィスの会議室でも、ホワイトボードやプロジェクターも含め、環境的には全て整っているので、会議をするには何の申し分もありません。
ただ時間的な制約や他業務との兼ね合いもあり、納得のいくまでじっくりと語り合うことや、一緒に成果物を創り上げていくということは案外難しいと感じています。

いつものオフィスとは違い、開放的なスペースで景色もよく、オフィス独特の雑踏もない。
休日なので電話もかかってこない。
リラックスした部屋着で美味しいコーヒーを飲みながら、今後の人事戦略について時間を気にせず語り合う。
いつもとは違う環境にすることで、有意義なワークショップができたと認識しています。

せっかくの機会を無駄にしないよう、事前に入念な準備をしていたことも事実ですが(苦笑)間違いなく「気持ちよく働き、いいアウトプットを出せて、仕事が終わった後の休息(宴や観光)も取れたなぁ」と感じました。

この合宿研修を通して改めて感じたことは、ワーケーションの推進です。
リモートワークの環境が整ってきたこともあり、ワーケーションを効果的に活用されている方も増えてきたと感じています。
リモートワークの補助金制度を設定している自治体や、ワーケーションができる施設をサブスク形式で契約できるサービスも少しずつ増えてきたので、新しい働き方としてはもっと広がってほしいと個人的には思います。
我が家も子育てが一段落したので、出張研修に絡める形で、家族で旅行することができるようになりました。
この原稿もワーケーション先で書いています。
物理的環境を変えることで単純に気分も変わりますし、忙しくてなかなか旅行に行けないという方でも、ちょっとしたリフレッシュにはなるのではないでしょうか。

コロナ禍も新しいフェーズになり、市場も少しずつ活況してきたことで、私たちも仕事の進め方、日々の暮らし方をアップデートしていく必要があります。
オンラインを中心においた働きかただからこそ、ワーケーションも身近になってきました。
上手にワーケーションを採り入れながら、気持ちよく働いて生きたいと思う今日この頃です。