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高松 秀樹

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第94回:環境問題を考える

2022/10/01

「ファミリーマート」が他コンビニに先駆けて、10月初旬から、全国の約1万6600店の店舗でプラスチック製フォークの提供を「原則廃止」するようです。

フォークを希望するお客さんには代わりに「竹箸」が提供されることになるとのことですが、箸に慣れていない外国人の方や、フォークが必要になるお子さんや障害者の方には、希望に応じ、提供を「継続する」とのことです。

このプラスチック製スプーンについては、持ち手に穴を開けたことで軽量化され、プラスチック使用量を約12%削減した製品のようです。

このニュースについて、web、SNSなどでの反応は?というと。。


・パスタの売上、下がるやろな

・なんでもかんでも環境、環境っていう時代だけど、本質を考えているのかな?

・環境問題の流れに乗って、体のいい経費削減策よな

・不慣れな外国人、フォークを必要とする子供、障害者向けには、提供するっていうけど、店員が見た目で判断するの??それこそ、ハラスメントに繋がりかねないよな

・環境問題に取り組んでますよ、という「やってる感」を出すために、企業も必死よな

なにやらポジティブとは言えない反応の方が目につきます。

有料化すれば良いのでは?とも思いますが、

今一度、原点に戻って、「なんのための取組みか?」を考えたいものです。

プラスチック製のストローやフォーク、レジ袋を廃止して、「なにが、どう変わるのか?」「具体的に、環境問題がどの程度、改善されるのか?」

目指すのは、「プラスチック製品の削減」ではなく、「地球環境問題の改善」だと思うのです。

アメリカ先住民たちは、

「地球は先祖から譲り受けたものではない。子孫から借りているものだ」

との言葉を繋げていますが、とても素敵なスタンスです。

地球にある全てのものが「未来からの借り物」だとしたら、そりゃ綺麗に丁寧に使いますよね。

穏やか、丁寧に人生を過ごしたいものです。