人事制度を作って、制度がしっかり仕組みに繋がる為に必要な4つのステップについて、一つ一つのステップをさらに詳しく見ていきましょう。
目標とルールが決まったら、続いてプロセスの参加をできるようにするための活動について見ていきます。
プロセスへの参加⑤ チーム分け
人事制度作りで大切なことは、できるだけ参加メンバーが活動に参加できるようにすることです。
こんなのが決まったの?知らなかったよ・・といったことが様々なことが決定後に起きないようにする必要があります。
一人一人が参加できるようにするためには、カテゴリーごとにチーム分けをしていくことがおススメです。
人事制度作りには必要な役割がいろいろあります。
ある会社では次のようなチームを作り活動しました。
①経営計画作りチーム…社長・経営陣と一緒に経営計画を決めていく役割を担う。
人事制度は、会社の経営計画を達成するための制度でもあります。
経営計画を作ることで経営者の考えや方向性をまとめていき、最終的に経営計画書を作成するチーム
②組織づくりチーム…経営計画の達成に向けて、どのような組織を作っていくべきか?どんな役割が必要であるか?今の組織からどのように変えていくか?を含めた組織図を仕上げていくチーム
③人事考課チーム…人事考課の仕組みを具体的に考えていくチームです。
評価基準や評価方法・流れなど、評価に対する具体的内容を中心に作り上げていくチーム
④想いの共有チーム…経営理念やビジョンの共有に向けた仕組みづくりを行っていくチーム。
といった感じで、4チームに分けて活動を進めていきました。
各チームともに、皆さん素人でしたので、まずはチームごとに勉強会を開き、本を読んだり、基本講義を受けて内容の基本を学んだりしながら、知識を吸収し、具体的な活動を進めていきました。
各チームにはリーダー、サブリーダーを設定します。
リーダー、サブリーダーを中心に各チームで目標、スケジュール設定を行い、求められる内容を仕上げていきます。
チーム分けて活動することで、上記の会社では、思いもよらぬ成果が生まれました。
各チームのリーダー・サブリーダーを担っていた人たちが、この活動を終えた後、幹部として育ち、組織をまとめる大きな役割を担えるリーダーに育ったのです。
この活動を終えた後、この会社は毎年1.5倍の成長を続けていくことができる会社に成長しました。
このように、人事制度作りをチーム活動で進めていくことで、そのプロセスを経ること自体が会社にとって大きな成長に繋がる可能性があります。
チーム作りについては、会社に応じて設計していく必要があります。
もしわからない場合は、気軽にご相談ください。
☆今日の質問☆
あなたの会社では人事制度作りにどんな役割が必要ですか?