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三原 勇気

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第7回 解決するための方法②想いを伝え合う場の実践

2022/09/10

伝え合いの場は、経験年数や入社年数など関係なくお互いの想いをフラットに伝え合い聴き合える場です。
意見を求めてどうすればいいか、ディスカッションをすることも大切です。

それとは別に、今回の伝え合いの場では、
”正解のない自分の中にある想い”を伝え合います。

正解がないからこそ、
対立することはありません。

「そう思っているんだね」という着地点で、
お互いの話を聴き合い、人間性を理解し合い、
関係性をより深めることができます。


↓テーマ例はこちら↓
・どんな価値観を大切に保育をしているのか?
・保育士になった理由や原点は?
・どんなときに保育のやりがいを感じるか
・今までの保育経験の中で一番大変だったことは


ここでは、
安心安全の場を作るために、
どのように進行するかがとても重要になってきます。

安心安全の場を作るために、意識するポイントは3つ!

①目的とゴールを伝える
自分が否定されると感じたら、途端に人間は伝えることをやめます。
表面的なことばかりを伝えて、本音は心の奥にしまってしまいます。

「これが正しい!」と正解探しをするのが目的ではなく、
仲間がどんなことを考えているのか、
どんな経験をしてどんなことを思って保育をしているのか、
知ることによって関係性を深めることが目的であることを
会が始まる前に伝えておきます。

「否定せずにお互いの想いを最後まで聴くことを大切にするから
安心して参加してくださいね」と伝えて、進行を進めていくことも重要です。

さらに、ゴールとして、
自分たちの想いを伝え合うことでこんなチームにしたい!という
ゴールを伝えていきましょう。


②相手のペースで相槌をうちながら話を聴く
反応が少ない状態で自分の話をすることはドキドキしてしまいます。
目を見て相槌をうったり、笑顔を見せたりと、進行役の方の雰囲気で、
話しやすさに影響が出てきます。


③拍手と感謝を伝える
言ったことへの承認をみんなで拍手で届けることや、
「○○先生、ありがとうございました」と毎回伝えることで、
柔らかい空気作りにつながります。

場づくりの基本的な部分ですが、
改めて意識しながら伝え合いの場を実践してみてください。