ある会社でマネジャーの方と面談をした時のことです。
話を聴き始めると、社長や部下に対する不満や愚痴ばかりを述べてきます。
しばらく黙って聴いていましたが、聴き続けていると違和感を覚えてきました。
違和感の正体は、自分は一つも悪いことはしていない。
という全てが他責で済ませようとしている姿勢でした。
全てが他責なので、自分は変わらない、相手が変わらない限り、相手を許さない。そういった考え方が伝わってきました。
この人がマネジャーとして会社の幹部を担っている組織では、社風としてどのようなことが起こる可能性があるでしょうか?
社長に近い役職にあればあるほど、会社の社風や部下に与える影響力は大きくなります。
うまく行かないことや嫌なことがあると、全て他責にする文化があり、手柄になることがあるときだけ自分の手柄であると自己満足してしまいます。
そして、自分はこれだけ頑張っている。と自分自身で思い込み、社長や部下の言葉にも耳を傾けようとしないで自己満足な仕事をしてしまう可能性があります。
その結果、社長から求められていることが全くできていなかったり、部下から求められていることにも気づかなかったりしたまま、社長や部下を変えようとばかりしてしまいます。
その結果、関係性がさらに悪化してしまいます。
ここで知っておくべきことは、他人と過去は変えられない、変えられるのは自分と未来であることです。
どれだけ過去に対する不満を言っても、過去に起きたことは無くすことができません。
また他人を変えることもできません。
そのことを踏まえて日々の仕事に取り組むことが求められます。
☆今日の質問☆
あなたは他人と過去を変えようとしていませんか?