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豊岡 厚惠

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第36回 リーダーの考え方

2022/06/01

言っても、受け取り方が様々で、どうもわかってもらえていない感じだ。
言ったことしかしないし、自ら動こうとしない。
注意すると すぐ ふくれて扱いにくい。

など、スタッフへの指導やかかわりについて、悩みはつきませんよね。

そんな時に、つい思ってしまいがちなのが、


「スタッフが変わってくれたらいいのに」

「今のスタッフがこうだから・・・」

と、
言ってもやってくれない、わかってくれない という
「スタッフ側に問題がある」という考え方です。


え!?

何言ってるんですか!
スタッフに問題があるから、悩むんでしょ!

と思われますよね。


もちろん!

スタッフの「聴く能力」や「理解力」が乏しいということもあるかもしれません。
 しかし、

「スタッフに能力がないから・・・」
「今どきのスタッフはこうだから・・・」


「相手側に問題がある」

と思っていることが

実は問題である ということなんです。


ここで大切なことは、


自分の指導の仕方、
「伝え方」、「物の言い方」、「教え方」に問題はないか、


「普段の言動」はどうだろう、と

振り返り、考えることが出来る ということです。
 

言ってもやってくれないスタッフに苛立ちやストレスを感じ、苦悩し続けるのではなく、

どう言えばわかってもらえるか、
どんなふうに伝えれば聞いてももらえ、やってもらえるか、
という思考パターンに変えることが大事です。

『相手を変えよう、と思っても変えられない』 が原則。

その相手が変わらない、変わってくれないことでイライラしてしまう。
実はその人を変えようとして 思い通りに行かない自分の心が ストレスになり
自身のモチベーションを下げている ということに気づく必要があるのです。
 
例えば
リーダー、管理職の皆さんに対して、スタッフの好ましくない態度や言動があった時
言葉にするかしないかは別にして
何だ、その態度は!
などとすぐ反応していませんか?


ここで、考えてほしいのです。

「何故、スタッフはそのような態度や言動をとったのか?」
 
この「何故?」
が、まさに、
「相手の立場に立って見る」 ということなのです。

・自分は威圧的な表情や態度をしていないか
・使う言葉はどうか
・ものの言い方はどうか


『相手は鏡』

相手に思いが伝わらなかったり、
相手が反抗的な態度である場合、

こちらサイドに何か改善することがあるのかもしれません。

言っても、どうもわかってもらえていない感じだ。
言ったことしかしないし、自ら動こうとしない。
注意すると すぐ ふくれて扱いにくい。

というときこそ
見直すチャンスかもしれませんね。


今回も最後までご覧いただきありがとうございました。