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加倉井 正和

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第66回 ピーク・エンド②

2022/03/15

前回の続きになります。

研修を構成していく上で必要な要素、
「感情が動く瞬間」
その為にはプログラムに「波」が必要。
その波が高くなる「ピーク」が重要。

という内容が前回まで。

そして今回は「エンド」について。

アクティビティを通して、
「チームが盛り上がる」
「成功体験を繰り返す」
ことが最重要ポイントではありません。

「波」があるということは、
落ち着いた状況やチャレンジする状況、
成功体験、失敗体験、
色々な状況が入り混じっています。

ただ単に体験するのではなく、
その「事柄(事実)」を分析する必要があります。

なぜそうなったのか。
どんな行動があったのか。
などなど。

この「振り返ること」が一番大切。

座学でテキストから学ぶのではなく、
その場に起きた「事柄(事実)」から
「気づき」、学びへと繋げます。

チームでの体験を効果的にするために、
しっかりと「振り返り」を実施して
「言語化」する。

その「気づき」を仕事や職場に活かす。
「知っている」から「実践している」へ。

チームによって、
「ピークの瞬間」も、「エンドの内容」も違います。

どのように研修の流れをつくっていくかが、
ファシリテーターとしての大切な役割だと思います。