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岩田 徹

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第62回 信じる力

2022/02/18

北京五輪スノーボード男子ハーフパイプ。
最終滑走で平野歩夢選手が見事に逆転の金メダルを獲得しました。

3回の滑走がある決勝の1回目。
世界で平野選手しかできないトリプルコーク1440という大技を決め、
順調な滑り出しかと思いましたが、途中で着地に失敗し9位でのスタート。

2回目の滑走では各選手が技の難易度を高めて高得点を獲得。
平野選手も再びトリプルコーク1440を決め、実況のアナウンサー曰く、
「人類史上最高難度のルーティン(演技構成)」
でしたが、91.75点と思ったほど得点が伸びず2位。

そして迎えた最後の3回目。
最終滑走の平野選手が優勝するには92.5点以上という高得点が必要でした。
人類史上最高難度の演技でも越えられなかった点数。

大きなプレッシャーがかかる中、
平野選手は2回目の演技の高さと完成度をさらに高めて96点という
圧倒的な点数を叩き出し、大逆転の金メダルを獲得しました。

前々回のソチ、前回の平昌で連続の銀メダル。
技術を高めるためにと昨年夏に挑んだ東京五輪でのスケートボード。
そこから半年という常識では考えられない期間で迎えた北京五輪。
そこで最高の結果を獲得。

平野選手は、
「小さい頃の夢が一つ叶いました。
年齢と共に幼い頃の夢を追い続ける事の大変さを感じながら、
自分の限界に挑戦し、その先の自分を信じて、諦めずにやってきて良かったです。」
とインスタグラムに投稿されました。

〜中小企業の採用・育成のヒント〜

幼い頃の夢を追い続けて叶えられる方は
どれくらい世の中に存在するのでしょうか。
私の幼い頃の夢はプロ野球選手でした。
現実を少しずつ知り、いつしか夢を諦め、次なる道へと進んでいく。
夢の大小は関係なく、自ら信じる道を愚直に追い続けて達成すること。
大人になった今でも、自分の決めたこと、目標から逃げていないか。
平野選手の投稿に、自分自身もハッとさせられました。