先般開催された全国高校サッカー選手権大会。
青森山田高校が見事に優勝し、この年代の高校3冠を達成しました。
24年連続の全国大会出場、4年連続の選手権大会決勝進出など、
選手が入れ替わる高校スポーツにおいて、圧倒的な強さを誇ります。
今年主将を務めた松木選手は、1年生の時から主力として活躍。
2年連続決勝戦で敗退していましたが、見事に有終の美を飾りました。
技術も体力も秀でていますが、
主将としてブレない精神力、リーダーシップは18歳とは思えないほどでした。
Jリーグの下部組織が優秀な選手を獲得していく一方で、
高校の部活の青森山田高校にも、中学年代から優秀な選手が集まります。
技術の高い選手たちが凌ぎを削ってレギュラーを争い、中高6年間でさらに成長します。
ハイレベルな選手が集まり、試合でも一切手を抜かずハードワークを実行。
夏のインターハイでも初戦から他校を圧倒し、決勝戦は劣勢を跳ね除けて優勝。
Jリーグの下部組織も交えたプレミアリーグでも優勝。そして選手権での優勝。
高い目標を掲げ、チーム内でハイレベルな争いをし、
試合でも少しの隙も見せず成長を続けたチーム。
ただ勝つのではなく、どう勝つのか、どう相手を圧倒するのか。
勝って満足するのではなく、その試合の中から、
隙を与えてしまった原因を追求し、練習や次の試合に活かす。
選手個々が日々考え実行し続ける意志の強さは、
我々大人も見習うべき点が多いかと思います。
高校サッカーにおいて青森山田高校は目標とされる存在であり、
全国各地の高校が、打倒青森山田で向かってきます。
その圧力を退け、絶対王者として君臨し、トップのレベルを高めることが、
高校サッカー、ひいては日本サッカーのレベルアップにつながるのだと思います。
先頭を走るチーム、選手がさらなる高みを目指して引っ張っていく。
強いチームには強い理由が明確に存在しますね。
〜中小企業の採用・育成のヒント〜
勝って兜の緒を締めよ。
昔から言われている言葉です。
うまくいった時に胡座をかいて慢心していると、
あっという間に足元を救われます。
勝った時にどう振り返りを行い、次に何をするのか。
経営や仕事においても参考にしたい姿勢です。
たまたまうまくいったのか、狙った通りに進んだのか。
結果は同じでもそこには大きな違いがあります。
青森山田高校のように、高い目標を掲げ共有し、
チーム全員がもっともっとと高みを目指す。
中小企業が理想としたい組織像ですね。