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高松 秀樹

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第56回:組織との付き合い方

2022/01/08

職員の柔軟な働き方を進めるために、「住友生命保険」さんが取り組んでいる社内改革が話題です。

今年4月に入社予定である「全国転勤を前提」として採用した60人ほどの新入職員について、最初の数年間は、「希望勤務地、希望業務内容」について原則、本人の希望に沿う配属を実施するとのこと。

また、2022年度中に、60歳以上のシニア内勤職員を対象に「副業解禁」を実施するよう検討しているとのこと。

大手生保にも「働き方の多様性」が、より一層求められる世の中になってきたようです。

いずれも、「生きがい、働きがいの両立」を目指すための施策ではあるようですが、背景には、「若手層の離職防止」や「シニア層への人件費削減」の狙いが見えてきます。

SNS上では、

・若いうちの地方勤務や転勤は、人間を強くする。絶対に必要だ!
・若手時代に甘やかすと、結局、離職が早まるよ。。
・若手ばかり優遇せずに、もっと功労者に還元しろ

など、「若手へのやっかみ」のような声や、

・副業解禁したところで、副業にトライするシニアなんているワケない。。
・働かないオジサンがいったい、どんなことを副業にできるというのか?
・Uberなんてできる体力もないだろうし、せいぜい不用品をメルカリでさばくくらいだろう。。

など、「ベテランへの蔑み」のような声が多く目につきます。。

若手もベテランも、「生きがい、働きがいの両立」を目指すために、「組織に頼り切るだけの生き方」を見直すことが求められているようですね。