三宅宏実さん。
ウエイトリフティングで５大会連続五輪出場。
2012年ロンドン、2016年リオデジャネイロでは２大会連続銅メダルを獲得。
今夏開催された東京五輪を最後に引退をされました。
父は銅メダリスト、伯父が金メダリストという家系に生まれ、
小さな頃から英才教育を受けて、と思っていましたが、
意外にも三宅選手がウエイトリフティングを始めたはの中学3年生の夏。
新種目として採用されたシドニー五輪を見て競技を始めたそうです。
その時に父であり銅メダリストである三宅義行さんが提示した条件は、
・五輪でメダルを獲得すること
・途中で諦めないこと。投げ出さないこと。
の二つ。
メダリスト家系に生まれ周囲からの期待も大きかったと思います。
プレッシャーのかかる環境に自ら飛び込み、
父との約束を念頭に猛烈に練習し力をつけていき、
競技開始15年で２大会連続のメダル獲得。
自国開催の五輪が決定したことで、当初予定していた引退時期を延期し、
東京五輪に臨みました。
しかしコロナウイルスによる開催延期、その秋に腰を疲労骨折。
それでも開催されるかもわからない2021年に向けて努力を継続。
そこには競技開始時に父と交わした約束、
「途中で諦めないこと。投げ出さないこと。」を守り続けるという、
三宅選手の強い意志があったようです。
痛みで精神的に折れそうな時も周囲には笑顔を絶やさず接し、
最後まで努力を続け迎えた東京五輪。
残念ながら記録は残りませんでしたが、
５大会連続の五輪出場、2度のメダルは素晴らしい成績です。
三宅選手、ありがとうございました。
〜中小企業の採用・育成のヒント〜
自分との約束、どこまで守れているでしょうか。
他人と交わした約束は相手関係もあり、
ある種の強迫観念で守らなければなりません。
一方で自分との約束を守るかは自分次第。
そこには何としてでもやり抜くという強い意志がないといけません。
禁酒、禁煙、ダイエット、原稿の提出期限。。。。
まずは私自身が三宅選手のように強い意志を継続していかないといけないですね。
