「そうだ 京都 いこう。」は、JR東海が1993年から実施しているキャンペーンの名コピー。
この言葉を耳にすると、京都のみならず旅に出たくなる方も少なくないのでは。
今回は、JR東海ではなく、JR西日本のグループ会社である「日本旅行」について。
日旅さんの創業は1905年。100年を優に超える「日本最古」の旅行会社です。
駅弁を販売していた南新助氏が伊勢神宮参拝、お伊勢参りの団体旅行を企画したことからスタートし、近年では2019年に「旅行業界初」の「SDGs宣言」を行い、持続可能なツーリズムを実現するため「人」「風景」「文化」をテーマに、観光資源とそこに暮らす人々の幸福、そこから生まれる文化の豊かさを守る取組みを国内外にて行っています。
そんな日旅さんが、11月11日に、資本金を40億円から1億円に減資すると公表しました。
2020年12月期連結決算の純損益は過去最大となる127億円もの赤字だったようで、税法上の「中小企業」となり、支払う税金を減らすことが狙いで、厳しい経営環境への対策として、「減資により、財務基盤の健全性を確保するためだ」と説明しています。
面子にこだわらず「減資」することができるのは、非上場であるからこそ。
現在でもいくつかの有名大手が非上場のままにしているのは、このような「非常事態」に備えて「経営の自由度」を確保するためでもあるのでしょうね。
日旅さんをはじめとし、旅行業界に関わる友人・知人が多くいる高松です。
来週にでも、旅に出ようかと思います!