前回はコミュニケーションが不足して起こる思わぬ事態についてお話しました。
忙しくても、「緊急ではなくても重要な事」に目を向けること、それが日頃のコミュニケーションで関係性を構築しておくことですね。
さて、コミュニケーションが必要で関係性を構築することが重要なのはわかったのですが、何をすればよいのですかという質問がありました。
今の時代、ノミュニケーションにも中々行けないし、テレワークでコミュニケーションをとる間がないんです。
そこで、日頃のかかわりの中に誉認励(よにんれい)を入れるように言います。
誉認励とは聞きなれない言葉ですよね。
まずは誉認励をご説明しますね。
誉認励の「よ」は誉れ、誉めるという漢字を「よ」と読みます。
「にん」は認める 「れい」は励ます、ですね。
「誉める」「認める」「励ます」の頭文字をとって、「誉認励(よにんれい)の法則」と名付けました。
これまで21年間この誉認励の法則で、社員スタッフがよみがえり外部のお客様から信頼を集め売上が勝手に上がっていきました。
女性はプチ整形でもしたかのように綺麗になっていかれ
男性社員は姿勢や歩き方まで変わられました。
ただ、誉めて認めて励ませばよいの?というわけではないんです。
この誉認励を少し説明いたしますね。
野菜を育て、花を咲かせるためには、太陽の光と、水、土や風などがなければ枯れてしまいますよね。
愛情をかけ、虫がないかチェックしたり、時には肥料を与えたりしながら
芽が出て 茎が伸び、葉っぱを出して綺麗な花を咲かせます。
人間も同じなんですね。
この
太陽の光や水、風、肥料こそが
誉認励(よにんれい)
「誉める」「認める」「励ます」なのです。
ここでいう「誉める」は
『その人の本質を認める』、ということです。
本質を認めるというのは、
「無限の可能性を信じる」
「相手を理解する」ということです。
そのベースとなるのが、
「相手を受容することと、存在を承認する」
ということです。
それは違うだろ~!と
すぐに批判したり、評価をせず、
受け入れる。
そして社員さんに、自分は承認されているんだという
存在価値を持ってもらう。
存在承認とは、
相手の本質を認める事で、
その人のまだ見ぬ可能性をも承認することです。
不思議と伝わるんですね。自分が認めてもらえてると。
だから、
期待に応えようと思える
よし
やってみよう!がんばってみよう!と思えるんです。
自分を理解してくれる、または、理解しようとしてくれる
自分に興味、関心を持ってくれている、肯定してくれる
といった
「愛」を感じれば、
人は
自発的に行動しようとするんです。
更には、
自分以外の人に、
貢献しようと、
更に高みへと上がっていかれます。
イソップ童話の「北風と太陽」
ココでも温かい太陽の光を浴びせることで旅人のコートを脱がすことに成功しました。
出来ないことに批判したり指図をするよりも、相手を理解し、受け入れることから人は最初の一歩が踏み出せる。
私はこの20年以上の経験から。そう思います。
では、次回、その「誉認励の法則」で劇的に変わっていかれた社員さんの事例を
いくつか、お話ししていきたいと思います。
どうぞお楽しみになさってくださいね。
今日も最後までご覧いただきありがとうございました。