今年2月に働き方の実験場「THE CAMPUS（ザ・キャンパス）」をグランドオープンしたコクヨさん。
品川にある築40年の自社ビルをリニューアルし、オフィスやラボ、地域住民とともに楽しめるパブリックスペースのある空間へと生まれ変わらせました。
「Campusノート」などの文具のイメージが強いですが、実際には売上のうち文具の割合は2割程度で、「オフィス家具の販売」や「空間デザイン」などが事業の大きな柱になっているようです。
そんなコクヨさんが導入したユニークな自販機が話題です。
サントリー食品インターナショナルさんが開発した法人向けの新サービスなのですが、その名も「社長のおごり自販機」。
使い方は簡単。
・各々飲みたい商品を決める
・社員証を2人で同時にタッチ！
・10秒以内に2人ともボタンを押して乾杯！
という流れです。
「2人で同時に」というのがポイントで、設置されたリフレッシュスペースに、一緒に飲み物を買いにいくきっかけが生まれ、「雑談」を増やすことが狙いなのだとか。
コロナ禍によって、コミュニケーションが減りつつあるオフィスをちょっとハッピーに。
という思いを込め、若手社員が中心となって開発したのだそうです。
コクヨさんでは、1ヵ月で1000回の利用が実証され、1000組のコミュニケーションが生まれたとのこと。
サントリーさんのHPには、素敵なコピーが書かれています。
「仲間を誘って、ひと息つこう。他愛のない、おしゃべりが、いい仕事のキッカケに。」
多くの「雑談」から「新たな発想」が生まれると良いですね。
ちなみに、「社長のおごり自販機」というネーミングではありますが、もちろん、社長が払っているわけではなく、「福利厚生」として、活用しているようです。
